23:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 20:44:46.50 ID:T5VGsdE90
静香「え……? で、でも、それじゃあどうして……?
千早さんだって、あ、当たり前ですけど、私よりもずっと上手で、なのに……」
自分に問題ないのなら、自分より上の千早にだって何も問題はないはず。
なのにどうしてあんなに納得いかない様子を見せていたのか。
24:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 20:45:48.40 ID:T5VGsdE90
『80%』。
本心では、静香はそう答えたかった。
自分としてはそれだけの手ごたえはあった。
だが千早の様子を見て素直にそんなことを答えられるはずもない。
だから本来の自己評価よりもずっと、ずっと低い数値を答えた。
25:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 20:48:22.33 ID:T5VGsdE90
困惑と混乱を浮かべ、ただただ茫然とする静香。
そんな静香を尻目に、千早は再び背を向ける。
千早「……また、一週間後に歌いましょう。
あまり期間をあけることはできないから、これが限度……」
26:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 20:49:20.39 ID:T5VGsdE90
・
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響「おはようございまーす!」
27:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 20:50:58.12 ID:T5VGsdE90
千早「あ、いいえ、違うの。上手くいってないのはダンスじゃなくて、寧ろ歌の方で……」
響「へっ? そうなの?」
伊織「あら……。珍しいこともあるのね。あんた達が上手く歌えないなんて……。
28:名無しNIPPER[saga]
2019/10/06(日) 20:53:09.15 ID:T5VGsdE90
千早「二人とも、ありがとう……。相談とは少し違うのだけれど、一つ、お願いをしもいいかしら」
響「もちろんなんでも言ってよね! カンペキな自分がどんなお願いでも叶えてあげる!」
伊織「私はなんでもとは言わないけど……。聞くだけ聞いてあげるわ。お願いって何なの?」
29:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 20:54:31.84 ID:T5VGsdE90
千早「……そうよね。ごめんなさい、無理を言って」
きっぱりと断った伊織ではあるが、中途半端に引き受けないのも千早を思ってのこと。
それを千早自身も理解しており、謝罪を口にしながら微笑んだ。
その表情に感じたのは気まずさか、面映ゆさか、
30:名無しNIPPER[saga]
2019/10/06(日) 20:56:54.07 ID:T5VGsdE90
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響「――はぁ、はぁ……ど、どうだ! 伊織、どっちの勝ち!?」
31:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 20:57:36.95 ID:T5VGsdE90
響「千早が求めているもの……?」
伊織「……よく分からないけど、ちょっとでも気分が晴れたなら良かったわ」
千早「ええ。まだ上手くいくか分からないし、不安ことはあるけれど、でも、もう大丈夫」
32:名無しNIPPER[saga]
2019/10/06(日) 20:58:27.69 ID:T5VGsdE90
そうして最後はずいぶん騒がしく、響たちはレッスンルームを去っていった。
千早は微笑みを浮かべてしばらく扉を見つめた後、
表情を改めてプロデューサーから送られた動画を見返す。
……0%。
33:名無しNIPPER[saga]
2019/10/06(日) 20:59:39.40 ID:T5VGsdE90
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静香「――わかりません。何度聞かれたって、わからないものはわからないんです……!」
P「……」
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