高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「鼻歌交じりのカフェで」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 19:40:17.22 ID:y4CKh3wJ0
――おしゃれなカフェ――

高森藍子「…………〜♪」

北条加蓮「……」ポチポチ

藍子「……」ボー

加蓮「これでオッケー、っと……。ごめんね藍子ー」シマイシマイ

藍子「ううん、いいですよ」

加蓮「……」ボー

藍子「……〜♪」

加蓮「……なんか楽しそうだね?」

藍子「え?」

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2:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 19:40:56.97 ID:y4CKh3wJ0
レンアイカフェテラスシリーズ第87話です。

<過去作一覧>
・北条加蓮「藍子と」高森藍子「カフェテラスで」
・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「カフェテラスで」
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 19:41:25.75 ID:y4CKh3wJ0
前々回のあらすじ:いつものカフェに、ちょっとずつお客さんが増えているみたいです。


加蓮「え? って。楽しそうにしてるからさ。何かいいことでもあったの?」

以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 19:41:53.62 ID:y4CKh3wJ0
加蓮「明日は私も藍子もレッスンの予定が入ってたよね。じゃあ、正解はその時に教えてあげるっ」

加蓮「ふふ。せいぜい悩みなさい。私何してたっけー? って。あははっ」

藍子「う〜……。いじわるっ」
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 19:42:23.86 ID:y4CKh3wJ0
加蓮「あー。いいよ。続きを聞かせて?」

藍子「いいですよ。加蓮ちゃんのお話の方が気になり――」

藍子「……き、気には、そんなにはならないかもしれませんけれどっ」
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 19:42:53.97 ID:y4CKh3wJ0
加蓮「でも真面目に、ちょっと気になるんだよね。藍子の中には、どんな加蓮ちゃんがいるのか……って」

藍子「私の中の加蓮ちゃん?」

加蓮「人からどう思われてるんだろ? って奴。気にならない?」
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 19:43:24.57 ID:y4CKh3wJ0
加蓮「ちなみにやっぱり食べきれなかったので、しなびた部分は奈緒担当となりました」

藍子「奈緒ちゃんに食べてもらったんですか?」

加蓮「すっごい嫌そうな顔して食べてた」
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 19:43:55.56 ID:y4CKh3wJ0
加蓮「って、ポテトの話じゃなくて。藍子の中にいる加蓮ちゃんの話でしょ」

藍子「そうでしたね」

藍子「私の中にいる加蓮ちゃん……。なんだかそう聞くと、こう、マスコットみたいなちっちゃい加蓮ちゃんが、私の中に住んでいるみたいに聞こえてしまいますね」
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 19:44:54.30 ID:y4CKh3wJ0
藍子「それから、学校や事務所、お仕事の現場に向かう時には、肩にちょこんと乗ってくれたりして……」

加蓮「退屈しなさそう」

藍子「はいっ。それに、ときどきは一緒に歩いたりもするんです。歩調が小さいから、いつもとは逆に私の方が早く歩いてしまいそう」
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 19:45:24.27 ID:y4CKh3wJ0
藍子「今度は、加蓮ちゃんのお話も聞かせてくださいね」

加蓮「じゃあ次は、加蓮ちゃんがお散歩の風景を解説する回とかにしよっか」

藍子「ファンのみなさんに、面白い場所や、写真を撮りたくなる場所をお伝えしましょう♪」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 19:45:53.70 ID:y4CKh3wJ0
藍子「私たちだけでやるんじゃなくて、本当に何かやってみたいですね」

藍子「モバP(以下「P」)さんに相談して、実際にどこか……テレビ番組は難しいかもしれませんけれど……スマートフォンで、配信とかしてみますか?」

加蓮「お、具体的な話になってきた」
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 19:46:24.82 ID:y4CKh3wJ0
加蓮「……急に緊張しなくてもよくない?」

藍子「だって、お話が急すぎて。まだ、どこに行くとか、何をお話するとかなんにも考えてないのにっ」

加蓮「別にこの後すぐ何かやる訳じゃないし、だいたい藍子はどこか歩く度にそんなに色々考えるの?」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 19:46:56.81 ID:y4CKh3wJ0
加蓮「っと、返信来た♪」

加蓮「なになにー?」

加蓮「……」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 19:47:24.58 ID:y4CKh3wJ0
藍子「……」ジー

加蓮「んー……。えーっと、藍子の出てる番組に出たいとかじゃなくて私と藍子でやりたくて、あーっと、テレビじゃなくてもうちょっと小さめの企画の……」

加蓮「どうやったら成程って思ってくれるかなー。どう送ったら、面白そう、って思ってもらえるかな?」
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 19:47:54.68 ID:y4CKh3wJ0
加蓮「送信っと。つっかれたー」グデ-

藍子「お疲れ様です、加蓮ちゃんっ」

加蓮「なんかすごい悩みまくっちゃった。結局3行だけ開いたのにね。……うわ、結構時間使っちゃってる。退屈じゃなかった?」
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 19:48:24.57 ID:y4CKh3wJ0
藍子「そうではなくて……加蓮ちゃん、自覚がなかったかもしれませんけれど、途中から、どうやったらPさんに興味を持ってもらえるか、とか、どうやったら面白いって褒めてもらえるか、とか……」

加蓮「げぇ」

藍子「ずっとPさんのお話をしていたんですよ。ううん、最後の方は……もうずっと夢中になっていた時は、ときどき、私のことも言ってくれてて」
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 19:49:24.27 ID:y4CKh3wJ0
加蓮「あー、返信は後にしてもらうようにしたから、今日はもう大丈夫だよ」

藍子「後にしてもらうということは、Pさんはお忙しい感じですか?」

加蓮「ううん、別に。今お菓子食べてるんだって」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 19:49:55.20 ID:y4CKh3wJ0
加蓮「っと」パッ

加蓮「今やり取りばっかりしてると、目の前の藍子ちゃんが拗ねちゃいそうだし? だから返信は後にしてもらうことにしたよ」

藍子「あはは……。言い直さなくても」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 19:50:26.03 ID:y4CKh3wJ0

□ ■ □ ■ □


藍子「さっきのお話になりますけれど、それが加蓮ちゃんの中にいる私なんですか?」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 19:50:55.93 ID:y4CKh3wJ0
加蓮「マスコットの藍子ちゃんと、女王な藍子様の話は置いといてさ。そろそろ聞いてみたいな。藍子の中にいる加蓮ちゃんのお話」

加蓮「そういうの、たまに確認した方が安心できるっていうか?」

藍子「え? ……もしかして、何か不安になるような――」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 19:51:24.89 ID:y4CKh3wJ0
加蓮「じゃあさ藍子。私がもし歌鈴や茜とすごく仲良しになったら、このカフェで2人でのんびりする時間も減っちゃうかもしれないよ? 藍子ちゃんはそれでいいのかなー?」

藍子「うぐっ……」

加蓮「ふふっ」
以下略 AAS



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