7:名無しNIPPER[saga]
2019/10/05(土) 21:10:08.19 ID:pLwUdLuz0
桃子「空を彩る星に乗ってあたしは未来へ――♪」
ジュリア「……」ポロロン
ジュリア(いいぜ、桃子。練習頑張ってきた甲斐があったな。……いや、これは想像以上だ)
桃子「ずっとずっと夢見てたキラキラのステージへ――♪」
ジュリア(客席の視線が――いや、心が完全に桃子に釘付けになってる。桃子自身も、演技から歌に入ったからなのか、助走を付けて飛び上がったみたいに軽やかだ)
ジュリア(これはあたしにとっても思い出深い曲だ。今までこの曲と一緒に、色んな景色を見てきた。悔しい舞台もあれば、夢みたいな時間もあった)
ジュリア(けど今日の景色は、そのどれとも違う。あたしが歌うだけじゃ、この景色は見られなかった。演奏の感覚もいつもとまるで違う。アコギだからってわけでもないはずだ)
ジュリア(桃子があたしを、ここまで連れてきてくれたのか。すげぇ……桃子って、こんなことまでできちまうのか)
桃子「願い事はもう唱えた? あたしと未来へ――♪」
ジュリア「……」ポロローン
桃子「……ありがとう」
ワァァァァーーーッ!!! パチパチパチ…
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