少年「アヤカシノート」
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63: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/10/07(月) 23:02:39.07 ID:qAvjVlqX0



少女(あれ)



少女(あと1cm指を動かすだけ。それだけでコールが出来るのに)

少女(今少年君と話すのがとても……気後れする)

少女「……」

少女「…もうちょっと、心の準備が出来てから」



.........







ーーー夜ーーー

少女「……あー……」ゴロン...

少女(結局、彼に電話をかけることは出来なかった)

少女(ぼくの中の怖れが消えることはなく、ついぞ事実は確かめられないまま…)

少女「ぼくってこんなに臆病だったっけ……」

少女(ま、明日になれば嫌でも顔を合わせることになるし、明日訊けばいいか)

少女(さすがに面と向かって言えないことはないよね)

少女(……そう決めたら、眠くなってきた)

少女(今日はほとんど何もしてないはずなのにな……)

少女「……」ウトウト

少女(また…明日から……彼との日常に、戻れ……る……)



コツッ、コツッ



少女(……?)



コツッ、キィ...



少女「……!?」バッ

少女「な、なにこれ…!?」



「……」ユラ..ユラ..



少女(ぼくの目がおかしくなった…?目の前に、巨大な鳥類の足骨のような物体が立っている…)

少女(骨盤から下までしかない。最も奇妙なのは…膝の関節らしき部分に挟まってる目玉)

少女(ゆらゆら揺れながら、まるで意思を持っているようにぼくの方に…)



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