少年「アヤカシノート」
1- 20
381: ◆7jwTcAQqF.Dj[saga]
2020/02/18(火) 22:56:53.87 ID:Yxrt9fKO0

猫又娘「…昨日のあなたの質問、私なりに考えてみたんだ」

猫又娘「人がなんで一方的にあなたたちを排除しようとするのか、だったよね」

猫又娘「……」



猫又娘「怖いから」



猫又娘「…じゃないかなぁ」

黒服男「………」

猫又娘「お化け的な怖さとかじゃないよ?多分それは知らないものに対する怖さなんよ」

猫又娘「何も人に限った話でもなくてさ、例えば臆病なワンちゃんは知らない人が来たら吠えて威嚇するよね?そーいうのと一緒」

猫又娘「得体の知れない存在に周りをうろちょろされるより、消してしまえーってなっちゃったんだよ」

猫又娘「…つまりそれってさ、裏を返せば、お互いちゃんと知ることが出来たら人と妖禍子が一緒に暮らすことも出来るってことなのでは?」

猫又娘「なんて考えてみたり」

黒服男「……また妄言か」

猫又娘「んーん、妄想なんかじゃないよ」

黒服男「人間の持つ俺達への感情は、容易には変えられぬ」

猫又娘「そーだね。だからゆっくりでもさ、歩み寄っていければいいんさ」

猫又娘「私みたいに」ニヒッ

黒服男「………おめでたい奴だ、お前は」

猫又娘「あなたがそれを言う?」

猫又娘「あなたのご両親が、そう出来たのに」

黒服男(――)

猫又娘「……」

黒服男「……」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
409Res/508.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice