32: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/10/04(金) 19:16:58.83 ID:thfh8h7eO
ーーー神社 境内ーーー
少女「はぁ……はぁ……」
少女「さすがに……疲れた……」
少年「」ハァ..ハァ..
少女(少年君なんか肩で息してる)
少女(そんなに無理してでも来たかったのかな。でも……)
少女(それを抜きにしても、石段登ってくる最中一切会話もないなんて…)
少女(4日前くらいからだ。少年君の様子がおかしくなったのは)
少女(どこか後ろ暗いというか、ぼくが話しかける前の少年君に戻っているというか…)
少女(…まさか、見えないところであの二人に嫌がらせされてるんじゃ…)
少年「──少女さん」
少女「!なに?」
少年「なに、じゃなくてさ」
少年「ここだよ。トドノツマリ様が居るって場所」
少年「でも何をすればいいのかな。呼び出す手順なんて聞いたことない…」
少女「そんなの……お願いすればいいんじゃない?」
少年「……」
(数歩前に出る)
少年「……トドノツマリ様!居るならどうか聞いてください!」
少年「僕は平穏な学校生活を送りたいです。誰にも関わらず、誰にも干渉されない、そんな日々を下さい」
少年「……」チラリ
少女「……」
少年「……トモダチなんか、要りません……」ボソッ
少女(……誰にも干渉されない……)
少女(少年君、きみはまだ……)
少年「…叶ったかな」
少女「いくらなんでもせっかち過ぎるよ……学校はまた明後日から!」
少年「………」
409Res/508.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20