少年「アヤカシノート」
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248: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/12/22(日) 05:15:31.17 ID:hGyrOzpP0

派手娘「…これでいいっ!?」

猫又娘・包帯少女「「……」」

派手娘「な、なに…」

猫又娘「…ほんとに」

猫又娘「ほんっとーに!素直じゃないよねきみ!」

猫又娘「あんね、さっき派手娘さんが呟いてた独り言、私ら聞こえてたんよ」

派手娘「独り言……あ」



ーーーーー

派手娘「──別に、友達とか……」

ーーーーー



猫又娘「私さ、派手娘さんがどういう性格なのかってある程度分かってるつもり。…不本意ながらね」

猫又娘「自分が許せないと思ったものには口を出さずにいられない。違う?」

派手娘「……」

猫又娘「…きっとそんなだから、おいそれと近付いてきてくれる人なんて居なかった」

少年(そっか。自分が理不尽だと思うようなことに、強く反論してただけなんだ)

少年(……僕にその気概の一部でもあれば、あいつらにちょっかい出されることもなかったのかな)

派手娘「………」

派手娘「…見てて苛つくのよ」

派手娘「隠したり、誤魔化したり、理不尽を強要する奴、ましてそれを受け入れてる奴なんかも」

派手娘「この化け物共なんて一番嫌い」

派手娘「…爆竹も、元はあんたらに使う気なんかなかったわ」

派手娘「ただ、化け物のボスみたいのが見えたから…全部吹き飛ばしたくなっただけ」

猫又娘「えっ!?」

少年「ボス…!」

包帯少女「ってことは…会ったんだね!?あの男に!」

派手娘「男?なに言ってんの、こんくらいのちっさい女の子よ」

派手娘「不気味なくらい何も喋んない…おまけに立体映像よろしく身体がすり抜けるわけのわかんない生き物」

派手娘「…あんたの言うあの男って?」

猫又娘「この事件の元凶なんだって。顔も知らないんですけどね…」

包帯少女「……派手娘さんの言うそれってもしかしてさ」

少年「──トドノツマリ様」

猫又娘・包帯少女「「!」」

少年「…あ、いやそうじゃないかなって…」

猫又娘「ふむ…確かに少女さんが借りてきた本にそんな容姿で描かれてたね」

包帯少女(古書店で借りたあの本……二つ編みさん……)



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