少年「アヤカシノート」
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182: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/10/28(月) 03:18:57.92 ID:OOuoymdI0
ーーー翌朝 学校ーーー

猫又娘「──少女さん!大変だよ!」テテテッ

猫又娘「昨日の夜外で見張りしてたらさ、見ちゃったんだ!」

包帯少女「…妖禍子(アヤカシ)の群れ?」

猫又娘「!……もしかして少女さんも?」

包帯少女「……」コクッ

包帯少女(包帯の下の痛みと、知らない情景も一緒に…ね)

包帯少女「……ぼく思うんだよ。もうあんまり悠長にしていられる時間はないんじゃないかって」

猫又娘「うん……」

猫又娘(…正直ちょっと気楽に構えてた)

猫又娘(最近は妖禍子の数も少なくなってきてたから、そっちよりもみんなの仲を取り持つことにばかり気がいってた)

猫又娘(そんなんじゃ、根本的な解決にはならないよね)

包帯少女「ねぇ」

包帯少女「今日、早退しよう」

猫又娘「へ?」

包帯少女「神社に行くの。もうなりふり構ってられない」

包帯少女「二つ編みさんも連れて、二限らへんであがろ」

猫又娘「三人いっぺんに?さすがに許してもらえないんじゃ…」

包帯少女「言い訳はぼくが考えておくから。それでもダメそうだったら猫又娘さんの魔法で…」

猫又娘「私変えることくらいしか出来ないよ?」

包帯少女「…先生を変えちゃう」

猫又娘「そこまでの凶行はしないからね!?」

包帯少女「それはそうと夢見娘さんの方はどうだったの?」

猫又娘「え……あー、それが……」

猫又娘「……あと尾けてるところは見つけたんですが、逃げられてしまいまして…」ニャハハ...

包帯少女「………」

猫又娘「……いっそあの子も神社に連れてっちゃう?」

包帯少女「……」

包帯少女「…ありかもね」

包帯少女「今は少しでも、解決の糸口が欲しいから」

猫又娘「きっとあの子、良い妖禍子だから協力してくれるよ!」

包帯少女「…今日に限ってまだ夢見娘さんも二つ編みさんも来てないなんて…」

猫又娘「ぐぬぬ…二人とも遅刻したことなんかないはずなのに」



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