【のんのんびより】れんげ「転校生が来たのん!」
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19:学園長 ◆86inwKqtElvs[saga]
2019/10/04(金) 01:12:59.76 ID:QcZxi7T/0
(夏海 side)
(放課後、越谷家)
今日は姉ちゃんの見舞いにはいかない
うちが来ても騒がしいだけだって母ちゃんに言われたら仕方がないし
うちが心配することなんて、別にないし
このみ「大丈夫なの、こまちゃん」
夏海「まあ、大丈夫みたいだけど、大事をとってだってー」
このみ「こまちゃんも災難だよね」
このみ「大人はお守り石が割れちゃったせいとか言うけどね」
お守り石。神社の階段から降りてくる転校生。
どうしてもそれが重なって、頭から離れてくれない
夏海「このねえ、お守り石のこと知ってるの?」
このみ「去年までうちの管轄だったし、ちょっとは知ってるよ」
夏海「管轄? あれって神社のじゃないの?」
このみ「本体は神社のなんだけど、あれ? これ知らない話?」
夏海「知らない。ね、ねえ、それ教えてくれない?」
このみ「うーん。あまり話すなって言われてるんだけど」
夏海「頼みます! このとーり!」ドゲザー
このみ「ちょ、やめてよ、どしたの?」
夏海「い、色々とわけがありまして……お守り石について知っときたくて」
このみ「こまちゃんのことは関係ないと思うよ? 今は越谷の家じゃなくて宮内の家になってるはずだし」
夏海「だからそれ何なのさ?」
このみ「えっと、私も詳しく知ってるわけじゃないけど、あのさ」
このみ「お守り石って神社にある本体と、もう一つちっちゃな石があるの」
このみ「その石は本体から生まれた……らしいけど、このあたりあまり私も知らないんだよね」
このみ「とにかく、この石は村の家5軒で12年、60年で一周して回って守らないといけないんだって」
このみ「守らないと災いがおきるけど、守っていると村は安泰だとか」
夏海「なんかふわっとしてるな……」
このみ「うちの家は去年までお守り石担当だったの」
このみ「で、今年からかずねえやれんちょんの家、宮内の家で12年守らないといけなかったんだけど」
このみ「本体が割れちゃって、だからかずねえ結構責められてるみたい」
夏海「……だから駄菓子屋、れんちょんの家で話してたのか」
このみ「あ、やっぱりそういう話あるんだ」
夏海「ねえ、もうちょっと詳しく知りたいんだけど」
このみ「多分、神社と宮内家に資料が集まってると思うけど」
このみ「お母さんも駆り出されてたしなあ、家じゅう探し回ってたし」
夏海「このねえ、ごめん! 用事出来た!」
このみ「あ、ちょ」
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