97: ◆WO7BVrJPw2[saga]
2019/10/05(土) 12:59:45.13 ID:wPVlBLwf0
P「……マストレさん」
マストレ「なんだ?」
P「美嘉は、どうなんです。いくら空元気と言っても」
マストレ「あれが空元気に見えたか?」
P「いや、けど……あれからまだ3日しか」
マストレ「だから歌えないと? 自分の担当アイドルを見くびらないほうがいいぞ」
P「……」
マストレ「むしろ、いまが一番いい」
P「……そう言うなら……人は集め直せるとは思いますが」
マストレ「ああ、それなら頼んだ。こっちは任せておきたまえ」
P「……はぁ…… わかりました……」コツコツ…
マストレ「……」
マストレ「ふ、ふふ」
ちひろ「あら。朝から楽しそう」
マストレ「ふふふ、おはよう」
ちひろ「おはようございます。どうしたんですか」
マストレ「いや。鳩が豆鉄砲とは、まさにアレのことだなと」
ちひろ「Pさんですか?」
マストレ「ああ……感謝するよ、ちひろさん。あなたじゃないとできない仕事だった」
ちひろ「そうかもしれませんね。でも、結構怖かったんですよ?」
マストレ「そうかい? 汗ひとつかかなかったと思っていたが」
ちひろ「そんな鉄の女じゃありません。でも、教えてくれた情報のおかげで、追い込むのはちょっと楽しかったかも」
マストレ「敵わないな」
ちひろ「うふふ。この貸しは高いですよ」
マストレ「いやぁ、厳しい。損な仕事だったな。大した仕事もできなかった」
ちひろ「そうですか?」
マストレ「結局、恋する女の子のエネルギーには勝てないということさ」
ちひろ「プロデューサーさんも勝てないか、賭けません?」
マストレ「いや、成立しないだろう、それは」
ちひろ「うふふ」
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