54: ◆WO7BVrJPw2[saga]
2019/10/04(金) 21:23:56.37 ID:h9BEvI6t0
マストレ「分かるだろう」
美嘉「……」
マストレ「それが城ヶ崎の経験から来るものなのか、それとも現在進行で経験していることなのかは知らない」
マストレ「だが、それを越えなければこの歌は歌えないと、私は見ている」
美嘉「そうかもしれません……」
マストレ「……少しゆっくり時間を取るといい。最近根を詰め過ぎたからな」
美嘉「……」
マストレ「今日は終了だ。……プライベートなことにはあまり口出ししないが……私で良ければ話を聞くことくらいはできる。と、言っておこう」
美嘉「……ありがとうございます」ペコ
マストレ「気にするな、とは言えないが……その歳で背負うにしては少々、荷が勝ちすぎるとも思う」
マストレ「確かにこれは仕事だ。だが仕事ばかりに根を詰めてもな、気晴らしは必要だよ」
美嘉「でも……」
マストレ「うん?」
美嘉「……でもアタシには、これしかできないから」
マストレ「そうか? 城ヶ崎ができることはアイドルの中でも多い方だが」
美嘉「自分のことじゃ……」
マストレ「自分の……誰かのためにできること、ということか」
美嘉「! いえっ、あの……すいません、失礼します」ダッ
マストレ「あ、おいっ」
ガチャ
P「あ」
美嘉「え」
P「……」
美嘉「……」
P「休憩だったか?」
美嘉「……ごめん」
ダッ
P「おっと」
タタタ…
マストレ「……」
115Res/109.31 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20