井村雪菜「高峯のあの事件簿・高峯のあの失踪」
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26: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2019/10/03(木) 20:36:51.65 ID:H1ozWFRS0
真奈美「それで解決しなかった」

のあ「ええ。悪化しているわけではないけれど」

真奈美「次の選択は、探偵に依頼すること」

瞳子「はい。警察の方が紹介してくれました」

真奈美「この判断は正解か?」

のあ「少なくとも安心して眠ることができたわ」

瞳子「はい、思った以上に疲れていたみたいで」

真奈美「反応が過剰だった理由はわかった。部屋があってよかったな」

瞳子「はい、助かりました」

真奈美「探偵か……」

瞳子「どうか、しましたか?」

真奈美「何でもない。探偵、解決の糸口は見えたか」

のあ「いいえ」

瞳子「そうですよね……」

のあ「服部瞳子、確認だけれど」

瞳子「何でしょうか」

のあ「職場の方には不審者は」

瞳子「そちらでは見ていません」

真奈美「職場?」

瞳子「喫茶店で働いているんです、落ち着いた良いお店ですよ。お客さんも優しくて」

のあ「先ほど話を聞いてきたわ」

真奈美「聞き取りの帰りだったのか」

瞳子「何か、わかりましたか?」

のあ「私の情報は増えた。解決への手掛かりは見つからなかった」

瞳子「そうですか……」

真奈美「いや、安心していいんじゃないか?」

瞳子「え?」

のあ「職場は安全そうね、協力してくれるそうよ」

瞳子「そういうこと、ですか」

のあ「喫茶店のご主人、記憶力がいいそうね」

瞳子「はい、一度来たなら覚えられると」

真奈美「へぇ、昔ながらの職人気質だな」

のあ「あなたに付きまとう客や関係者はいない、と」

瞳子「それは、安心しました」

のあ「そうなると、調べる場所は自ずと決まる」

真奈美「自宅か」

瞳子「そうなりますね……」




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