【バンドリ×けいおん】唯「バンドリ?」香澄「けいおん?」
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362: ◆64sUtuLf3A[sage saga]
2019/10/03(木) 03:04:33.58 ID:10IwYkZZo
香澄「……あの、唯さんは、どうして、幼稚園の先生になろうって思ったんですか?」

唯「うん……私ね……高校生の頃、すっごく好きだった先生がいたんだ……今日、お客さんで来てた人なんだけどね」

香澄「…………その人、唯さんの憧れの先生だったんですね」

唯「まぁねー……私も、その先生みたいになりたくて……それで、大学も教育学部に入ってさ」

唯「結局、色々あって高校の先生にはなれなくってさ……それでも、どうにか先生になることはできたんだ」

香澄「………………」

唯「おかげで今、すっごく楽しい毎日を送らせてもらってるよ♪」

香澄「……唯さん、お話を聞かせてくれてありがとうございます」

香澄(憧れの人……かぁ、それじゃ、私にとっての憧れは…………)

 唯の笑顔に釣られるように、香澄の顔にも笑顔がこぼれる。


 そして……。


唯「あ、そうだ、香澄ちゃんが音楽をやってる理由、私も聞いてもいいかな?」

香澄「はい……私……小さい頃……『星の鼓動』を聴いたことがあったんです」

唯「星の……鼓動……?」

香澄「はい……その時、すっごくキラキラ、ドキドキして……それで私、高校生になったら、あの時みたいにキラキラ、ドキドキしたいって思って、色んな事に挑戦してみたんです」

香澄「そうしてく内に、私はあのギターに巡り合うことが出来て……有咲やりみりん、おたえ、さーやに会うことができて、バンドを組んで……おかげで、毎日キラキラドキドキできて……! 私今、すっごく楽しいですっ!」

唯「青春……だねぇ」

 どこまでも自分の今を明るく語る香澄のその姿は、唯には一際眩しく見えていた。

 高校に入学した当時の自分とは正反対な眩しさ……その輝きは、昔の自分にはなかったものだった。

 だがあの時、迷っていたからこそ自分は大切なものに出会うことが出来た、それもまた、確かな事実である。


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