【バンドリ×けいおん】唯「バンドリ?」香澄「けいおん?」
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207: ◆64sUtuLf3A[sage saga]
2019/10/03(木) 00:09:00.48 ID:10IwYkZZo
律「これがありゃ、自主練もかなり捗るな……」

梓「あ、あの! 直、もし良かったらこの音源、貸してくれないかな?」

直「はいっ、そう思って、セットリストの曲は既にクラウドサーバーに保存してあります。後ほど梓先輩にURLをお送りしますので、皆さんで是非使って下さい」

直「スマートフォンやパソコンがあれば、すぐにでもダウンロードして聴けると思います」

唯「直ちゃん、ありがとう!」

梓「直、ありがとう! 直だって本当は凄く忙しい筈なのに、それでも私達のために、ここまでしてくれて……本当にありがとう……!」

直「いいえ……私も、皆さんのライブを楽しみにしてるんです……私にはこのぐらいしか出来ないですけれど……それでも、皆さんのお役に立てればと思いまして」

 笑顔を絶やさず、直は続ける。

 フリーの作曲家という、時間を自由に使える仕事を選んだとはいえ、それでも彼女はまだ駆け出しの身である。

 今日、これだけの準備をするのにどれ程直が自分の時間を割いてくれたのか……そこには梓の想像以上の手間があったことは、言うまでもないことだった。


澪「律……これなら……」

律「ああ、仕事の空き時間や家に帰ってからでも、十分各自で自主練できるな」

紬「あ、そうだ、菫ちゃん、私にお話があるって言ってたけど、何のお話?」

菫「はい、お姉ちゃ……いえ、『紬お嬢様』」

紬「……?」

 あえて『お姉ちゃん』ではなく、『お嬢様』という固有名詞を使い、菫は紬に向き合う。

 それは、これから発せられる言葉は、姉としてではなく、琴吹グループ役員であり、琴吹家令嬢としての琴吹紬に向けて投げ掛けられることを意味していた。


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