【バンドリ×けいおん】唯「バンドリ?」香澄「けいおん?」
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◆64sUtuLf3A
[sage saga]
2019/10/02(水) 22:21:57.63 ID:2rXBvp8co
梓(凄いな……友希那さんの真っ直ぐな眼……こんなにも輝けるなんて……)
友希那の眼に宿る、強い意志の輝き。
それは仲間を信じ、目標に向かい、己が道を突き進む至高の輝き。
自分達の奏でる音楽に対する、絶対的な自信に満ち溢れた、プロにすら匹敵する程の……情熱の輝きだった。
――高校生という若さで、Roseliaの様に崇高な決意を掲げているバンドは決して多くはない。
音楽に対しては梓自身もかつて、友希那達に近い決意を掲げていた。が、その決意とは真逆に等しい音楽性を、梓は高校生の頃、2組のバンドに所属していた時に体験していた。
その時に感じた、“仲間”という存在の大きさを、誰よりも梓は知っていた。
一瞬、その崇高な自分の信念に盲信する余り、友希那が一人きりの道を進んではいないかとも心配したが、友希那の後ろで席を交える4人の表情を見て、その心配も杞憂だったと梓は思い直す。
この子達は同じ志を持つ仲間と共に、自分達の音楽を信じ、今も立ち止まらず、ひたむきに突き進んでいる。
友希那のその強い意志に梓は、素直に尊敬の念を抱いていた――。
梓(ああ……そっか、そうだったんだ)
今の自分に抜けていたのは、もしかしたら、こういう意志の強さなのかも知れない。
今までも、客前で演奏するプロとしての意識は確かにあった、が。
それでも、長い生活の中で安寧の日々を過ごす内に、自分はどこかで慢心していたのではないかと、そんな事を考えてしまう。
その慢心が……ここ最近の停滞を呼び、音に迷いが生まれるようになったのではないかと、自分自身を振り返り、分析する。
もしかしたら、私に湊さんの事を紹介してくれた両親も、今の私の異変に気付いていたのではないだろうか。
だからこそ、私に湊さんの事を紹介してくれた……彼に会い、自分自身の音楽を見つめ直すきっかけになれればという期待を込めて――。
決して確信は持てないが、恐らくそうなのではないかと梓は悟っていた。
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