貴方「安価でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
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828: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2020/02/08(土) 23:34:34.00 ID:PWzUCZFz0


 ――……このままでいいのか。

 美樹もどうせ友達としか思ってないかもしれないとか。そんなこと関係あるのか?

 言葉で表してないからというなら、自分だってそうだ。結局は全部俺の推測に過ぎない。


貴方「……あのさ、そうなる前に言っておこうと思うんだ」

貴方「美樹と仲良くなれたのは本当に嬉しかったよ。でも、それだけじゃなくて」

さやか「……へ?」

貴方「俺、美樹のことそれ以上に好きだ。美樹がどう思うかはわからないけど、それを伝えておきたかったんだ」


 美樹は目を丸くする。沈黙が流れる。ものすごく長く、音のない時間が経っている気がした。


さやか「ホントにわからないの……? やっぱりアンタって鈍感だよ」

貴方「え…――て……、ていうと!?」

さやか「あ、あたしもそうなの!」

貴方「!! 本当に! あ、でも……」

さやか「何?」

貴方「ちゃんと好きって聞きたい」


 前から女子の中では親しみやすい存在に感じていた。それはあまり女子として意識してなかったせいもあった。

 美樹は一緒にバカもできて、張り合える相手で。そして今は、弱いところも可愛いところも、色んなところが見えて――――。



さやか「……好きだよ。【貴方】」



 素敵な女性として映っていた。





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