貴方「安価でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
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708: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2020/01/19(日) 21:51:46.44 ID:QNqY3tP80
――――
放課後
――――学校が終わると、今日も一人でカフェに来ていた。
注文は昨日と同じ。あれこれ試してみたい気持ちもあるが、まだ気に入ったものをリピートしたい気分だった。
でも昨日とはひとつ違うことがあった。この時のために用意してきたものが。
鞄から本をとり出す。放課後に図書室から目を引くタイトルのものを借りてきていた。
一応腐っても図書委員だ。本を読む事は嫌いじゃない。
ページをめくって冒頭の部分を読み進めていく。
貴方(へえ、割と面白そうかな。持ってきたはいいもののつまんなかったらどうしようと思ったけど)
『嫌い』――じゃないけど、詳しいわけでも特別好きなわけでもない。
でもこれなら飽きずに読めそう。
…………コーヒーとタルトを味わいながら、区切りの良いところまで読み進めた。
いくらかおかわりしたコーヒーのカップもちょうど空だ。少しずつ、また来た時に続きを読んでいこうか。
そう思って本を閉じて顔を上げると、先輩はいつのまにか今日も来ていたようで、ふと目が合った。
貴方(見られていた、のかな? 俺も見覚えだけはあるし、互いに認識はしててもおかしくはない)
貴方(でも一言二言しか会話したことはないと思うけどな)
せいぜいが『眺める』以上の接点や共通点なんてなかった。
その人がおもむろに一冊の本を取り出すまでは。
貴方「! 同じ本?」
「奇遇ね。あなたもこのシリーズ好きなの?」
貴方「いや、偶然手にとって借りてきただけだけど……」
「そう……」
そう答えると、少し残念そうにしていた。
まさかこの本が共通点になるとは。
1面白いんですか?
2三年の人ですよね?
3自由安価
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