貴方「安価でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
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562: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2020/01/02(木) 22:01:30.76 ID:k+OBP/ET0
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放課後



 学校が終わると、今日は俺んちの番。もちろん美樹と勉強だ。


貴方「――で、次はこことここの計算」

さやか「あれ、じゃあこう?」

貴方「違う違う、ここはこうだから――」


 みんな苦戦しがちな数学だが、美樹も例外なわけがなく苦手らしい。

 俺も得意なわけじゃないけれどなんとかついてきて教えられるように準備はしている。

 最近、理解したことをどうやって美樹に教えたらいいかを考えるようになってきていた。


貴方「……本当に将来は教師にでもなっちまおうかな」

さやか「お?家庭教師の【貴方】?」

貴方「家庭教師はしないけど。まずは塾の講師とかでも悪くはないかなあ」

貴方「今まで将来の夢とか本気で考えたことなかったからさ。美樹のおかげでなんか見えてきたかも」

さやか「そうなの?どんどんあたしに感謝したまえ!」

貴方「『将来の夢』とか教師は持たせたがるけど、所詮大きい事言ったって実現できるわけないし馬鹿馬鹿しいって思ってた」

さやか「スレてるー。不良だ」

貴方「今でも上辺だけ口だけで言ってるのは意味ないと思ってるよ。美樹は将来の夢とかあんの?」

さやか「あたしはそうだなあ、小さい頃はお花屋さん―だとかケーキ屋さん―だとか言ってた気がするけど」

さやか「たしかにコロコロ変わってたし意味ないかもね」



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