貴方「安価でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
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425: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2019/11/28(木) 22:24:07.10 ID:4DGX6Ced0


さやか「まったく、いい機会とばかりにおつかい押し付けるんだからー。か弱いあたしが帰り道危ない目にあったらどうしてくれんのよ」

貴方「か弱い奴の言う台詞じゃないのは置いといて、とりあえずちょっと復習しとくか」

さやか「何覚えてる?」

貴方「じゃあモンゴル帝国の襲来」

さやか「えちょっとまって思い出せない。勝ったんだっけ」

貴方「確か一回目と二回目は勝てたんだよ偶然台風が来て。神風ってやつ」

さやか「すげー。今回の範囲いい国つくろう鎌倉幕府くらいしか覚えてないわ」

貴方「全っ然じゃねーか」


 と言いつつも自分も細かいとこ突っ込まれるとあんまり自信ないな、なんて思って夕方の涼しい風を感じながら歩く。

 美樹の家から少しだけ歩いたところでふと足を止める。


貴方「なんか聞こえる。バイオリン……?」


 繊細でどこまでも澄んでいて芯があって……。

 それは街の隅から聞こえてきただけなのに思わず惹きつけられるような魅力を持った音色だった。

 思わず足を止めて気にしてしまうほど。これがバイオリンの音なのか。


さやか「……恭介だよ」

貴方「ああ、そっか。幼馴染だって前に言ってたもんな。家近いか」


 もちろん今まで一度も聞いたことがないってわけじゃないと思う。

 そりゃ生で聴いた覚えはないけども、それにしたってそこらのとは別格だってなんとなく理解した。


 そしてふと疑問もわく。


貴方「たしかに最近は杖なしでも歩けるようになってきたって聞いたけどさ、腕のほうももうこんなに弾けるものなの?」

さやか「うん。ほぼ元通りだと思うよ。医者から云わせると……“奇跡”、だってさ?」

貴方「へー……」



 そんなこともあるんだな。

 社会でやった神風じゃないけど、神は見捨てていなかったってわけか。



貴方「まあとにかく治ってよかったよな」

さやか「うん。よかった」



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