貴方「安価でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
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316: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2019/11/07(木) 23:26:49.97 ID:rH+rV0y40
それから帰り際、また見知った人物とすれ違う。
ほむら「志筑さん?」
仁美「あら、ご機嫌麗しゅう。こうして話すのは久しぶりですね」
仁美「写真部員でしたっけ。この前の校内雑誌の表紙ですごく話題になっていました」
貴方「もしかして志筑さんも?」
『ミス見滝原』を名乗るのだから、参加資格は写真部の部員だけには限っていない。
イベントの貼り紙を見て撮影に来てくれた人など、全校の女子生徒が参加できるようにしていた。
そのほうが盛り上がるだけでなく、カメラマンの活躍も見せつけられるという部長の意向だった。
仁美「はい、友人に勧められて。あとは……まあ、アピールのチャンスになったいいなと」
貴方「アピール……?」
仁美「暁美さんはこれから撮影ですか?」
ほむら「いえ、私はちょうど終わったところです」
仁美「そうでしたのね。お疲れ様です。私はこれからですので、ライバルにはなりますがよろしくお願いしますね」
志筑さんはにっこりと挨拶してスタジオのほうに駆けていった。
その笑顔は決して嫌なものではなく、何者にも怖気づかない芯の強さがあるんだろう。
お嬢様だけあって肝は据わってそうだ。人をまとめる委員長なんかもやってたりする。……前までなら迷うことなく一番にマドンナ扱いだっただろうな。
貴方「こりゃけっこう参加者多そうだな」
ほむら「志筑さん、モデル向きの体型ではありますよね。美人だし……」
貴方「でも暁美さんが負けるとは思わないよ」
ほむら「……そうだね」
こうして無事締め切りまでの一週間を乗り切った。
それからは部活でもクラスでも文化祭の準備に忙しくしながら過ごしていた。
写真を撮り終えたら雑誌を作るための作業だ。暁美さんはこういう裏方作業までちゃんとやってくれるから部内の人気は高い。
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