貴方「安価でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
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1000: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/03/10(水) 23:26:03.51 ID:lHaKgmXP0


貴方「……ここは? 天国か? マミさんにリボンで締められて死んだような……」


 いや、あれは夢だったんだ。

 冷静に考えておかしいじゃないか。あんなのが現実なわけがない。


 気付けば誰もいない廊下にいた。

 そして、誰かが立っていることに気づく。彼女は――――。


あくまのひと「……【貴方】くん。人をその人たらしめる要素って、何だと思う? 記憶? 性格? あるいは――――行動、かしら」

貴方「え? 暁美さ――」

あくまのひと「私のことはあくまのひとと呼びなさい。これは夢よ。悪い夢なの」

貴方「やっぱり……まさかこれが俺の無意識の願望だったのか? みんなから異様にモテるのも……AKMさんがそんな露出度の高い服装してるのも」

あくまのひと「違う」

あくまのひと「……一言で言えば、この世界の人はおかしくなっている状態だわ」

あくまのひと「恐らく他の『可能性』から記憶や感情がバラバラに混ざった結果、本来のものから乖離した行動へと破綻を起こしていった」

あくまのひと「前回も開始早々貴方が魔女にやられて没になったけれど、この回も没ね。攻略も何もこんなのシミュレーションじゃないわ」

あくまのひと「少し面白いと思って眺めてたけれど、やっぱり自分や知人が狂っている様はあまり見ていたくないものね……」

貴方「よくわかんないけど、これは明晰夢ってやつか! じゃあ好き勝手してもいいってことだ! そうだ、目が覚める前に――――!」

あくまのひと「……強制終了!」



―――そうして、1つの世界が消え去った…―――


DEAD END.強制終了、さようなら世界


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