絵里「例え偽物だとしても」
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99: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/09/24(火) 21:18:34.86 ID:Sjljkzyd0


「こっちですっ!」


絵里「!」

絵里(もはや選択の余地なんかなくて、このままことりをおんぶして運ぼうとした時、それはまた突然に声が聞こえた)

絵里(ことりでもなければにこでもない、ましてやスナイパーの人の声でもないだろう。だからそうと分かって声のなる右へ顔を向ければ路地裏の陰で手を振る誰かがいて、その人が私を呼んだのだと認識した)

絵里「…はっ!」ダッ

絵里(もう考えてる暇なんてない、私は電流の流れることりのスカートの内側にくっついてるスモークグレネードを真下に投げてすぐことりをおんぶしてそこへと突っ込んだ)

絵里「ぐあぁあっ…!」

絵里(痛かった、痛みで足や手の感覚が麻痺してしまいそうなほどに)

「後少しです!頑張ってください!」

タッタッタッ

絵里「…っええ!」

絵里(それでも私は走る、手を振る誰かの元へ向かって)


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