絵里「例え偽物だとしても」
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911: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 20:59:51.94 ID:raJY7OxV0
絵里「…海未?あの青い髪の…」

鞠莉「ええ、海未は産まれてすぐに事故で家族全員を失った孤児だったのよ。きっと親の顔も覚えてないでしょうね」

鞠莉「元々私と海未が出逢ったのは海未が十歳の時———いえば私がアンドロイドを作った年だった)

鞠莉「海未はとっても臆病で人見知りが激しくて知らない人じゃ会話もまともに出来ないくらいに弱い子だった、元々孤児ということもあって小原家が海未を引き取ったのだけど、それでも会話が出来たのは私だけだった」

鞠莉「なんでかって?それは私の親はとても厳しい人だったからよ」

鞠莉「臆病な海未が厳しい私の親とまともに会話が出来るはずがなかったのよ」

絵里「………」

鞠莉「だから私は海未を強くしてあげたかった、私以外とも喋れるようになってほしかった」



鞠莉「だから私はアンドロイドを作ったのよ」



鞠莉「人間と瓜二つ、ちゃんと意識があって自我がある。一番最初に作ったアンドロイドの名前はしずくという名前だったわ、海未のように礼儀正しく優しい子だった。けどね、アンドロイドは何もないと破壊を生み出すことに気付いたの」

絵里「破壊?」

鞠莉「ええ、当時のアンドロイドっていうのは標準型だとか戦闘型だとかそういうタイプにわけられてたわけじゃなくて普通に人間として造っただけのアンドロイドだった」

鞠莉「結果しずくは一日で海未と友達になったの、ここまでならよかったねって言えるでしょ?」


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