絵里「例え偽物だとしても」
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906: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 20:53:52.83 ID:raJY7OxV0


鞠莉「……ふんっ!」


絵里「あっ!?」

鞠莉「はぁッ!」

絵里「ぐふっ…!?」

絵里(あの時のように堂々巡りをしてれば下る甘々な覚悟を持ってた私への天罰)

絵里(尻もちをつき壁に寄り添っていた鞠莉は突然私の足に突き蹴りをいれてきて、トリガーに対して戸惑っていた私は避ける術なく命中するけど、アンドロイド特有のバランス感覚はこれだけじゃ決壊せず怯むだけに留まる)

絵里(だけど間髪入れずに飛んでくる追撃の更なる突き蹴りに対してはどうなるのかしら?)

絵里(……答えはとっても簡単、それに対応できずお腹に強烈な蹴りがめり込んで私はさっきの鞠莉と同じように吹き飛ばされた)

絵里「かっ……なんで…ッ!」

鞠莉「殺さないなら私が殺してあげる、私を殺す時間はたくさんあったのよ、それなのにあなたは殺さなかった」


鞠莉「だから恨むのなら私を殺すことが出来なかった自分を恨むことね」


絵里「……くっ」

絵里(仰向けに倒れる私に向けられた鞠莉のハンドガンの銃口。私自身動けなくはないけどここで動いたら撃たれて死ぬでしょう)

絵里(鞠莉の瞳にはちゃんとした殺意がある、数秒前に私もその瞳の影を宿してれば鞠莉を殺せたのかしら)



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