絵里「例え偽物だとしても」
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800: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 20:35:41.27 ID:hEQnKdja0
ことり「……まさか絵里ちゃんとこんなことするなんて思いもしなかったよ」

絵里「私もよ、最初は敵だったのにね」

ことり「…今も分からないの?」

絵里「えっ?」

ことり「…私を助けた理由だよ、あの時絵里ちゃんは自分でも分からないって答えたじゃん」

ことり「私を助けても意味なんてなかったはずだよ、曜ちゃんや矢澤にこには見つかるし死ぬ危険性も充分にあった、それなのになんで?」

絵里「……私が助けるべきだと思ったから助けたのよ」

絵里「例え敵だろうと、目の前でことりが殺されそうになってたなら助けるべきだと私は思ったの」

絵里「あそこで見殺しにしたら私は一生後悔する、必死に逃げることりの姿を見てられなくて、私が助けなくて誰がことりを助けるんだって自分を奮い立たせたの」

絵里「…今ならよく分かるの」


絵里「私、人が殺せないんだって」


ことり「………」

絵里「人が殺せないから、ことりを見殺しになんか出来ないの」

絵里「またことりが死にそうになった時はきっと…いや絶対に助けるわ」



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