絵里「例え偽物だとしても」
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752: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 19:26:45.53 ID:hEQnKdja0


スタスタスタ


曜(…私の前で倒れてる人が四人、それぞれがそれぞれの血溜まりを形成して倒れていた)

曜「………ことりちゃん」

ことり「うっ…ひっく…おえっ……な、な…に……?」

曜「………死んでる」

ことり「…あ、あはっ……うわあああああああああああぁ……!」

曜(すすり泣くことりちゃんに現実をつきつけた)

曜(倒れる絵里さんの脈と心臓を触っても聞こえない鼓動は紛れもない死の証拠で、少し振り返ってことりちゃんを見れば赤子のように大きな声を出して泣く姿が瞳に映る。ことりちゃんがこうも泣くなんて誰が想像したんだろう、ことりちゃんを前から知る私からしたらあり得ない話だ)

曜「………」

曜(…それだけ絵里さんの存在はみんなにとって大きかった。私やことりちゃんだけじゃなくて穂乃果ちゃんやせつ菜ちゃんまで引率していった寛大でとても強い人だった)

曜(これからどうすればいいんだろう、絵里さんを失った私たちがやるべきことはなんだろう。少し考えたけど、出てきそうにない)

曜(あぁ…お先が真っ暗すぎてこの現実がイヤになる。自国の大将を討ち取られた武士の気持ちっていうのはきっとこういう気分なんだろう、自分だけじゃどうすればいいのか、どう生きていけばいいのかも分からないまま時間が経とうとしてるんだ)



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