絵里「例え偽物だとしても」
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681: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/10/05(土) 20:09:26.06 ID:dIWqa2t10
花丸(…マルがまだ子供だったってこともあってその時は正当防衛で認められたけど、その後のマルの生活は酷いものだった。大量の記者が押し掛けるし、学校ではいじめが発生するし、近くの住民からは恐れられるし、とても精神を正常にして生きていくには困難な環境下に陥った)

花丸(だからマルはある日決意したよ、ここを出ようって。小さい頃の弱い頭を使いお小遣いを全部持ってどこか遠くへ行ってしまおう、そうすれば何か変わる。そう思ったずら)

花丸(…だけど現実はそう甘くない、マルの行った先はここ東京。マルの地元静岡から丁度よく離れたところだったからここでいいやって思った。けど如何せんここは危ないところで水準物価もバラバラ、街中には怪しげな人がズラズラ。とても弱いマルが生きていけるところじゃなかった)


花丸「………」カチャッ


花丸(だから次第に残り少ないお小遣いは尽き無一文になって生きるための力を失った、もう静岡へ帰るお金も無くなってしまったから)


『帰るところに困ってるなら、ウチの下に就かない?』


花丸「…ありがとう、希ちゃん」

花丸(そこでマルは運命の人に出逢った。希ちゃんが死にかけのマルを助けてくれた)


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