絵里「例え偽物だとしても」
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674: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/10/05(土) 19:58:34.11 ID:dIWqa2t10



穂乃果「ぎっあああああっ!?」



穂乃果(…ガードはした…けど、骨にまで届くような打撃は声に出してしまうほどの激痛だった。今まで受けた蹴りとは比べ物にならない痛み——痛すぎて腕が動かなかった)

理亞「勝負あったね」ドカッ!


穂乃果「がっ……」


理亞「軍神とはいえ初期型が最新型に勝とうなんて片腹痛いね」

穂乃果(痛みで怯む私に止めの蹴りが私のお腹に当たった。そうすればどうなったんだろう。まるで魔法でも使われたみたいに体が宙に浮いて十数メートル離れたコンテナに叩きつけられ、たちまち口からは悲劇的な血が噴射される、最新型の近接威力は桁外れでそれを熟知してなかった私はこのインフレの波に呑まれてしまった)


スタスタスタ


理亞「色々言いたいことはあるけど、今は時間惜しい。だからさよなら」カチャッ


穂乃果(穂乃果に向けられた銃口————感じる射線はどうすることも出来ずただ見守って死を待つだけだった。また負けるんだ、なんて不甲斐ない終わり方なんだろう)

穂乃果(後十秒でもあれば痛みが引いてまた動けるようにはなるはずだけど、そんなたったの十秒が長くて長くて生き延びるのは絶望的。せめて道連れにでもしていきたいけど、していける手段がない)

穂乃果(……ごめん、絵里ちゃん。せつ菜ちゃん。希ちゃん。)


穂乃果(穂乃果……勝てなかった………)




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