絵里「例え偽物だとしても」
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644: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/10/05(土) 19:09:39.89 ID:dIWqa2t10
曜「…んまぁその辺はまた考えよう」

曜「それで————」

絵里(その日は来る次の戦いに向けてずっと話し合いだった。そんな戦いなんてまだ遠い話————)


絵里(——そう思っていたけど、あの別荘で何かしてる度に時は加速していき最初は人の手を借りないと歩けない私も気付いたら自分で歩けるようになっていて、みんな囲む食卓には穂乃果もいた)

絵里(その長い期間…そうね、一ヶ月半くらいかしら。それだけ長い期間が空いてるというのに政府も対アンドロイド特殊部隊も何もしてこない。一体なぜ?)

絵里(疑問だらけの世界は今日も謎を置いていく、しかしそんな謎に振り回されずにこの家は動いていく。地下の射撃場では今日も銃弾が飛ぶし、図書室の本は今日も複数抜かれ複数戻ってくる)

絵里(こんなのうのうと暮らしてていいのかしら、流石の私も平和ボケしてるわけじゃない、危機感は充分なほどにある。だけどそんな危機感も空回りしてしまうほどその時は何もなくて、逆に心配になってる私がいた)

絵里(テレビをつけても大したニュースはやってないし私たちの事も何も載ってない、真姫や花丸さんが情報を集めに行ってもそれらしい情報は一切なし)


絵里(戦いの合間に平和があるのか、平和の合間に戦争があるのか)


絵里(…違う、どちらもそうだとも肯定できなくはないけどこの一ヶ月半の沈黙は何を言おう戦争の真っ最中よ)

絵里(決して平和などではなく“何か”が動き出してた、だから来る日はみんなが動けるようになってすぐに来た)



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