絵里「例え偽物だとしても」
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59: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/09/24(火) 20:16:50.56 ID:Sjljkzyd0
絵里「…なんでっ!」

絵里(床を思いっきり叩いた、何故今日になって死人が出ないといけないのか、きっとそれは誰にも分からない)


千歌『絵里さん!』

千歌『絵里さーん!』

千歌『絵里さーんっ!!』


絵里「千歌…!」

ポロポロ……

絵里(私はその日から神を信じるのをやめた)

絵里(千歌の事を考える度に毎日見せてくれた千歌の笑顔が瞼の裏で鮮明に映る)

絵里(例えこの先、高海千歌というアンドロイドが存在しようとも私たちの知ってる高海千歌はもういない)

善子「…あり得ない」


絵里(アンドロイドの命は美徳と語られることが多々ある)


絵里(何故ならアンドロイドの命は記憶と同義であるから、記憶が消えることこそアンドロイドの死を意味するから)

絵里(…だけどそこに美しさなんてどこにも存在しない、あるのは血まみれの死体と虚ろな瞳だけ)

絵里(そうして人は神様神様って奇跡を信じようとするの)


絵里(しかし私は断じて否、神様なんかに縋るから何かを失うのよ)


絵里(銃弾で物語を語るのならそれは私自身が放った銃弾で語るの、神様に代行してもらった運任せの銃弾なんて要らない)

絵里(私が…その心——心臓を撃ち抜くのよ)


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