絵里「例え偽物だとしても」
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378: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/09/29(日) 21:34:55.47 ID:7iMNu1YO0
絵里「あぅ…あ……」

絵里(その中で私は、この状況で何を言えばいいのか分からなかった)

絵里(軍神と謳われた相手に威圧されて弥立って言葉が上手く出せなくて、一歩進んだ足と一つ伸びた手は二人に届くことは無かった)



にこ「ったく、希が死んだせいで拠り所がないせいか昔のあいつらを見てる気分だわ」

絵里「…知ってるの?昔のあの二人を」

にこ「当たり前でしょ、希と私は元仲間だったからね、敵対関係にあっても殺し合いをすることは無かった。だから増えていくのはあいつらとの交流関係だったわ」

絵里「…そうなの」

にこ「ええ、昔なんて殺すことしか考えてなかったのに、数か月経てば何かめんどうなことがあっても穂乃果が“希ちゃんのところへ帰るよ”ってせつ菜を引率しておとなしく帰ってくもんだから驚いたわよ」

にこ「それからあいつらも常識を覚えてきたから今ではかなりまともなアンドロイドだけど、心の支えの主軸であった希が死んだからね、あいつらの道徳が決壊し始めてるんだわ」

絵里「…それはまずくない?」

にこ「…あいつらの道徳性は別に心配ないけど命は今もすり減ってる状態だわ、次第に海未とかに遭遇して死ぬのはもはや確定的」

絵里「………」

にこ「せつ菜はちゃんと自覚してたけど、結局あいつらは業務用アンドロイドなのよ」

にこ「主の導がないとあいつらは自然と死の道を選んでしまうし猜疑心はまた増えてく一方、特に穂乃果は……ね」



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