絵里「例え偽物だとしても」
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369: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/09/29(日) 21:10:41.30 ID:7iMNu1YO0
善子「…どこまで覚えてるの?」

絵里「凛に背中からナイフで刺されて、それから……」

絵里「………」

絵里(もう一人の私の事は覚えてたけど、それを口にすることはなかった。なんか言い出しにくかったし)

絵里「…そこまでしか覚えてない」

善子「……曜」

曜「…うん」

絵里「…何?」

善子「…あの後絵里は突然立ち上がってさも無傷かのように戦線に復帰した」

絵里「………」

善子「その後の絵里といえば楽しそうな笑みを浮かべながらトリガーを引いて、ナイフを振って、相手を殴ったり蹴ったりする——それだけのアンドロイドだった」

善子「それに動きは殺意そのものだった。いつもの絵里なんかとは比べ物にならない俊敏さだったわ、私はそれで絵里が壊れたんだと思ったの…戦ってたのは絵里だけど、その姿は絵里とは似て非なるものだったから」

曜「…それでね、凛ちゃんを殺したその後絵里さんは私やせつ菜ちゃんたちのところにまで行ったんだ、突然スコーピオンEVOの弾が飛んできた時は驚いたよ」

絵里「………」

絵里(私とは似て非なる姿——それはまさしくもう一人の私という存在を形容するに最高の言葉だったと思う)


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