絵里「例え偽物だとしても」
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364: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/09/27(金) 20:51:13.53 ID:SQcoDrlX0
絵里「……分かった」

絵里「…じゃあ私はどうすればいいの?」

えりち「私が戦場に立ったらあなたは眠りにつく、私とあなたが入れ替わるまでは」

絵里「……そう」


絵里「じゃあおやすみ」


えりち「…ええ、おやすみ」

絵里「すぅ…」

絵里(こんなことしてよかったのかしら)

絵里(でも、これをする以上に私の出来ることはなかったと思う。意識はあっても、感覚は消えて視界は闇に飲まれた、なら何か起こせるもう一人の私に頼るしかなかった、縋るしかなかった)

絵里(でも、この選択が正しいかと言われればどうも開いているはずの口も開かないままでいてしまう。そもそも“もう一人の私”っていう得体の知れないイレギュラーな存在に、私の体を託してもよかったのかしら)

絵里(後から考えればもう私の体は私の元へは帰ってこないのかもしれない、このまま心も体も乗っ取られて私は一生眠りにつくのかも)

絵里「……すぅ」

絵里(そう考えてると段々眠くなってきた。これが最後の眠りにならなければいいけど。そう願って眠る今はちょっと心地が悪かった)


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