絵里「例え偽物だとしても」
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205: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/09/25(水) 20:36:49.14 ID:RR8ZWgfX0
曜「人を殺すんだったら.308弾が使える銃とかで肉を抉らないと仕留めきれないかもね」

善子「うわえげつな……」

ことり「でもそれだと銃が重いのを使わないといけないから機動力を犠牲にしないといけないね」

曜「うん、だから大体の場合人間相手にそういうのを使うのはあんまり意味がないんだよね、使うべき相手はアンドロイドだよ」

果南「あー分かった、“再生能力”でしょ」

曜「そうそう、アンドロイドは人間を模して造られただけであって完璧な人間ではないんだよね。人間の不便なところもなるべく改善して出来上がったのがアンドロイド、つまり人間の進化形みたいなものなんだ」

絵里「……」

絵里(全ては曜の言う通りだ。これは私たちアンドロイドが人間と並びたいという反旗を翻すにあたって弁えなきゃいけないことだ。アンドロイドは人間ではない、人間と瓜二つなだけだ、その理由は様々あるがそのうちの一つ——再生能力はアンドロイドと人間を差別化させるくらいの大きな特徴だった)

ことり「再生能力が高い私たちアンドロイドは……」


善子「肉でも抉られない限り、例え致命傷でも数か月で完治する」


曜「そう、その通り、銃弾で貫かれる程度じゃ痛いくらいにしか感じないんだよね、まぁ貫かれる場所が横っ腹とか腕とかだったら人間も同じだけど、アンドロイドは頭以外だったら死なないから仕留めるなら確実な武器じゃないといけないね」

果南「ふむ……」



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