絵里「例え偽物だとしても」
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20: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/09/24(火) 17:48:13.00 ID:Sjljkzyd0
絵里「…じゃあ何?善子は」


絵里「小原鞠莉と殺し合いでもするの?」


善子「………」

絵里「勝ち目なんてないわよ、それを一番分かってるのは戦闘型アンドロイドである善子のはずだけど」

絵里(小原鞠莉――――それは私たちアンドロイドを造った生みの親、つまり私たちの母と言ってもいい人)

絵里(…まぁ母とはいっても私と鞠莉は“ある意味”同年齢、しかも通ってる学校まで同じの案外身近な存在だったりする)

絵里(しかしそれは返ってマイナスな事でしかなかった、何故ならそれは……)

善子「…ならどうしろっていうの!?」


善子「あんなやつ生かしておけるわけないじゃない!?」


善子「私たちを作ったくせに私たちが低く見られる原因を作ったのがあいつだなんて、それだけでも憎いのに今でも低く見られる原因を作り続けてるのは何!?なんで私たちを生んだの!?」

絵里「……所詮造られた命なのよ、むしろ今こうやって自由の場を設けてもらってるだけでも感謝すべきなのかもしれないわ」

善子「…堕天使って何なのよ、私の頭にインプットされてるこの堕天使っていう記憶は何なのよ……」

絵里「………」

絵里(鞠莉は私たちを道具として造った、それ故か鞠莉は私たちの事を道具と公言し続ける一方で、それなら私たちに心を与えなければよかったのにわざわざ心を与える鞠莉の残忍さは多くのアンドロイドを敵に回す原因となっている)

絵里(しかし鞠莉は弱冠12歳にしてアンドロイドを作り上げた天才、そんな鞠莉を殺すには警備が厚く鞠莉自身も戦闘経験が豊富という噂から反旗を翻すアンドロイドはほとんどいない)

絵里(だから私たちはずっといじめに似た何かを受けながら生活していくのかもしれない)


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