663: ◆R39XEzWXr6[saga]
2019/10/09(水) 01:53:59.88 ID:BMtwiV9x0
宇宙人「な、なんだ今の音は……」
「うおおおお隕石だ！」「流星群が降ってきたぞ！」「地下シェルターに逃げ込めぇ！」
宇宙人（空を見上げれば、今まさに降り注がんとする星たちが見えた）
宇宙人「隕石、流星群……？や、ヤバいぞ転校生。早いとこ地下シェルターに……」
転校生「まだだ」
宇宙人「……何だと？」
転校生「まだ、勝負は終わってない」
宇宙人「そんなこと言ってる場合か！早くしないと死……」
転校生「勝負は終わってない。運命はまだ変えられる。勝つか負けるか、それはまだ僕の手の届く所にある！それを手放したら、プレイヤーとしての僕は死ぬ……隕石がなんだ！流星群がなんだ！そんな理不尽に僕は負けない！そんな理不尽に挑むために、楽しむために、打ち勝つために！生きるために僕はここに立ち続ける！」
宇宙人「転校生……」
宇宙人（そうか……そういうことだったのか！生きる……）
宇宙人「どこに生れ落ちるか選べぬ赤ん坊よ……努力の実らぬ若人よ……死を免れぬ老いた人よ……隕石に打たれる私達よ！世界は理不尽に溢れかえっている！それでも、そういう世界だと分かっていながら皆生きている！ほんの少しの、手の届く所にある運命のために！」
宇宙人「つまり人生は『アルティメット寿司じゃんけん』！」
宇宙人「つまり『アルティメット寿司じゃんけん』は人生！」
宇宙人「『アルティメット寿司じゃんけん』とは生きることそのものであり、生きているから『アルティメット寿司じゃんけん』をやるのだな！？そうなのだろう転校生！」
転校生「え？あぁ、まぁ……うん、そうとも言えるかもね」
宇宙人「！？」
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