【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」照月「その35!」【安価】
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781: ◆0I2Ir6M9cc[saga]
2020/01/11(土) 00:55:44.74 ID:btZXsrl/0
ショタ提督「……ッ!」ズキッ

ショタ提督(ナトリ達……名取さん達の魂は、綺麗に……"洗い流されている"……)

名取達の魂は、転生する時に彼女の呪いを洗い流したことで……記憶も流れ落ちてしまっていた。

彼はそれを、一目見ただけで気が付いた。伊達に彼女と長くの間戦い続けて来た訳では無い。

ショタ提督「………」フルフル

ショタ提督(……いや、悲しんではダメだ。こうして、再び出会うことが出来ただけでも……紛れも無く、奇跡なのだから……!)

ショタ提督(せめて……名取さん達と触れ合いたい。もう1度、あの時のように……名取さん達との日々を過ごしたい……!)カッ…!

そう考えた瞬間、彼と名取達の魂が"共鳴"し……彼の身体が完全に具現化され、海の底から地上へと引き込まれてゆく。

―――

ショタ提督「………」スタッ…

50周目ヒロイン「……!」

妖精達「あっ……」

ショタ提督(……肉体の感覚が鮮明になっている。そうか、僕は……また、完全に具現化して……)

ショタ提督(それも、あの頃の姿と全く同じ……僕の記憶が再現したのか、名取達が無意識の内に再現してくれたのか……どちらでも良い)

ショタ提督(これでまた、名取さん達と……あの頃と同じように、同じ時を歩むことが出来るんだ……)

ショタ提督(例え記憶を失っていても、名取さんは……ナトリは、きっと……僕のことを想ってくれていた気持ちは、忘れていないはず……)

妖精達「……もしかして、ここに着任してくれる……新しい、提督……?」

ショタ提督「……うん」

ショタ提督(幸い、この鎮守府にはまだ提督が着任していない。だからこそ、僕が提督となって……名取さんや、皆を……守るんだ……!)

ショタ提督(そして、今度こそ……"僕"の暴走を、食い止めなければ……これ以上、"僕"の好きにさせる訳にはいかない……!)

50周目ヒロイン「………」ジッ

朝風(何かしら……この、既視感……)

U-511(この子が現れてから……急に……)

名取(さっきまでの、不思議な感覚が……強くなったような……)

グレカーレ(でも、私とこの子は……今、初めて会ったばかりで……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(……やっぱり、そうか。いや、贅沢は言えない……十分、奇跡と呼ぶに相応しい……!)

ショタ提督(記憶は失っていても……名取さん達の魂に刻まれた想いまでは無くなっていない。これなら、いずれは……)

自らが生み出した艦娘であり、名取達とは魂で繋がっている彼は、名取達が何も言わずともその心情を感じ取ることが出来る。

故に彼は、名取達が記憶を失っていたとしても、その想いが消えていなかったことを瞬時に"把握"した。


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