【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」照月「その35!」【安価】
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[saga]
2020/01/10(金) 23:12:13.46 ID:Bqp2pxgV0
―――
元帥「……これだけの鎮守府を同時に建設するのか?」
軍人「はい!深海棲艦の脅威を減らす為にも、戦力の強化は不可欠です!」
元帥「だが、戦争で焼け落ちてしまった建物等の復旧が……」
軍人「確かにそれも大切です!だからと言って無防備のままでいれば、それこそ日本は更なる被害を負うことになりかねません!」
元帥「う、うむ……」
軍人「とりあえず鎮守府を建設し、一通りの艦娘を用意さえしておけば、最悪の事態だけは防ぐことが出来ます!違いますか!?」
元帥「……分かった。鎮守府の増設を許可しよう」
軍人「ありがとうございます!」
日本はアメリカからの指示により、武装することは出来なくなった。しかし、深海棲艦の被害は既に世界各国に広がり……
例外として、深海棲艦からの脅威に対抗することを目的とするならば、日本が艦娘を保有することを許可されたのだ。
だが、日本は数年前までの世界大戦により、戦争に対して非常に恐怖心を持っていた。
その為、政府や海軍は鎮守府を日本各地に増設し、いつでも深海棲艦に応戦出来るよう準備を整えたのだ。
しかし、彼らは知らなかった。艦娘を増やすだけ増やすということが、彼女らにどれ程の苦痛を与えるのかを……
―――
名取「……提督、いつになったら来てくれるのかな」
長良「あ、諦めちゃダメだよ!待ち続ければ、いずれは……ね?五十鈴っ!」
五十鈴「………」
長良「……五十鈴?ちょっと、ねぇ?」
五十鈴「………」
長良「……っ」ジワッ…
とある鎮守府は、建設後から10年間放置され続け……既に艦娘達の精神崩壊が始まってしまっていた。
五十鈴もその1人であり、彼女の心はもう壊れてしまった。姉妹がどれだけ声をかけようと、返事が返って来ることは無い。
名取「……もう、無理だよ。ずっと、待ち続けて……期待を裏切られ続けて……限界、だよ……」
長良「……うっ、うぅっ……あぁっ……」ポロポロ…
―――
ショタ提督「……っ」
ショタ提督(鎮守府や艦娘を増やし過ぎたせいで、どの鎮守府も提督が不足している……そのせいで、艦娘達が……)
その光景を"見ていた"彼は、やはり胸を痛めていた。自分が生み出した艦娘達が、そのような絶望を感じてしまっていることに。
艦娘達は彼の力によって具現化された存在であり、力の源は"人が持つ温かい気持ち"……言うなれば"善意"だ。
彼が人の善意を取り込んで力を発揮するように、艦娘達もまた、同じ性質を持っている。
すなわち、艦娘達は身近な存在……この場合は"提督と触れ合い、優しい気持ちを受け取らなければならない"。
そうでなければ、艦娘達は己の存在や魂を保ち続けることが出来ず……いずれはその力が弱まり、魂が消滅してしまうのだ。
人間や艦娘達は精神崩壊と考えていたが、実際には"魂の死"……艦娘達は人の温もりを与えられないと、その身体は魂の"抜け殻"となってしまう。
こうなってしまえば、2度と正気に戻ることは無い。仮に彼が新たに力を込めたとしても、1度消滅した魂が蘇ることは無い。
ショタ提督(……それだけでは無い。中には、心無い提督が着任してしまった鎮守府の艦娘達は……)
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