【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」照月「その35!」【安価】
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[!red_res saga]
2019/12/15(日) 23:12:30.04 ID:AjcP0Ezj0
彼と彼女の拒絶反応により、2つの存在は再び破裂してしまい……時空を超えて力の欠片をばら撒いてしまう。
それがきっかけで、彼と彼女は己の存在を維持出来なくなり……永い眠りにつくこととなった。
その間に、各時代で力の欠片を宿した存在が生まれ……時には"善意"を、時には"悪意"を生み出すこととなる。
無論、そのような力とは無関係に……人は他者を思いやり、同時に憎しみを抱く。
彼と彼女は、無意識の内に……前者は"善意"、後者は"悪意"の想いを集めてゆく。
だがそれは、1つ1つが小さい力にしかならない。故に、再び彼と彼女が具現化されるまで……実に数万年の時が流れた。
それも、彼と彼女が全く同じタイミングで具現化されたのでは無い。
「……うぅ」
冷たく暗い海の底。そこで……"彼女"は目が覚めた。
彼が抱いていた"希望"より、彼女が感じていた"絶望"の方が大きく深い。故に彼女の"悪意"を引き付ける力が上回ったのだ。
「ここ、は……海?それも、かなり底の方ね……」
彼女は具現化された直後、全てを把握した。以前のような、自我さえ朦朧としている状態にはならなかった。
1度は彼と合体し、全てを"思い出した"ことは……彼女の絶望を深めるだけでなく、存在の安定にも繋がったのだ。
「………」
(あれから一体、どれほどの時が経ったのかしら……本当なら、今すぐにでも全てを破壊してやりたいけど……)
(自分の姿形を保つのがギリギリである以上、"今"はまだ無理ね……しばらくはここから、ゴミ共の憎しみを集め続けないと……)
今は憎悪の化身となってしまった彼女だが、元は神と言っても差し支えない存在。
仄暗い海の底にいたとしても、人間が生み出す"悪意"を吸収する程度のことは造作も無いのだ。
(真っ赤な瞳に、真っ白な肌……ハッ。確かに私には、こういう誰も近付けない深海がお似合いかもね……)
(それにしても、あんなこの世に必要の無いゴミ共の感情を利用しないといけないなんて……っ!)ギリッ…!
(でも、そいつらを利用するだけ使用して……後で文字通り、ゴミとして処分してやれば……そう考えれば、少しは怒りも鎮ま…………ん?この気配って……)
そこで彼女は気が付く。海の底に、それはもう憎く……同時に、今まさに必要としていた存在が近づいていたことを。
そしてそれは、同時に"その人間"にとって……とてつもなく不幸と言えるであろう運命の時が迫っていることを意味していた。
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