【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」照月「その35!」【安価】
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[saga]
2019/12/05(木) 01:01:22.95 ID:jYzv0GcH0
ズバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああッ!?」
ショタ提督「うわあああああああああああああああああああああああああああああッ!?」
ナトリ『きゃあああああああああああああああああああああああああああっ!?』
互いに正反対となった存在が持つ力が触れ合ったことで、彼と彼女は互いに反発する力に耐えられず……再び破裂してしまう。
ただ、42周目提督が介入した時とは異なり、今回はあくまでも彼と彼女の存在が分裂してしまったことに留まり、物理的な爆発は起こらなかった。
しかし、破裂した彼と彼女は無事で済むはずが無く、身体が凄まじい勢いでバラバラとなってゆく。
同時に、彼と彼女の身体が破裂したことにより、2人が持つ力の破片を……再び、時空を超えてこの世へばら撒いてしまうこととなった。
「あ……あがっ……糞っ……糞ぉっ……!絶対……絶対に、殺してやる……ぅ……」
ショタ提督「……"僕"が……消え、た……」チラッ
魂(グレ)『………』シュンッ…
魂(アサカゼ)『………』シュン…
魂(ユー)『………』シュン…
ショタ提督「……っ」
ショタ提督(ごめん、なさい……グレ達のこと、救ってあげられなかった……元に、戻して……あげられなかった……)
ショタ提督(だけど……魂さえ消滅していないなら……あの世へいくか、もしくは……輪廻転生して、新たな生命に……)
ショタ提督(強い未練を残した時は、幽霊としてこの世を彷徨うこともあるけど……でも、グレ達は違う……既に、旅立とうとして……)
薄れゆく意識の中、グレ達の魂が彼女から解放され……肉体を失ったことにより、天に召される姿が見えた。
恐らくこのまま、あの世へと旅立っていくのだろう。もし、彼に十分な力が残されていれば、すぐにでも魂を肉体に戻していたことだろう。
だが、彼にはもう、そのような力は残されていなかった。旅立つ魂を、眺めていることしか出来なかったのだ。
グレ達を救えなかった無力感と悲しさが、彼の心を締め付ける。だが、それ以上に……彼にとって、救えなかったことが悲しくてたまらない人物がいた。
ナトリ『……50周目、提督……』
ショタ提督「……ナト、リ……君も……」
ナトリ『……うん。グレ達と一緒に……消えちゃう、みたい……』
ショタ提督「……ごめん、なさい……僕が、ナトリを……救えなかった、から……!あんなことを、させて……しまったから……っ!」ジワッ…
それは、彼が初めて流した"涙"だった。今まで、彼はナトリ達人間が持つ優しさに包まれて過ごしてきたが、別れは経験したことが無かったのだ。
無論、全てを思い出した彼は、知識として別れを理解していたが……それでも、このような形で……最愛の人と別れることになるとは、思ってもいなかったのだ。
ショタ提督「……っ!」ポロポロ
ショタ提督(離れたくない……!僕に、温かい気持ちを……ずっと、注いでくれたのに……!僕が、初めて……好きになった人なのに……!)ポロポロ
ショタ提督(逝かないで……!僕の傍にいて……!お願いだから……っ!)ポロポロ
涙がとめどなく溢れ出す。最愛の人との、永遠の別れになるかもしれないという状況とならば……元が神と言える存在だったとしても、悲しくてたまらない。
否、彼がこれほど人間らしい感情を持つようになったのは……やはり、ナトリやグレ達との交流を経たお陰だろう。
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