【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」照月「その35!」【安価】
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◆0I2Ir6M9cc
[saga]
2019/12/05(木) 00:58:09.17 ID:jYzv0GcH0
「ッ!?」
(まさか、そんな……こいつは、私と同じ力を使って、あの女の魂を自分の中に取り込んだとでも言うの……!?)
ショタ提督「……そうだ」
「なっ……!?」
(今、私の心を読んで……)
ショタ提督「それだけじゃない。こうして、お前に触れて……ようやく分かった。いや、"思い出した"……!」
ナトリ『私も、50周目提督と1つになって……そして、貴女を魂で感じて……全部、分かった……!』
「思い出す……うぅっ!?」
その瞬間、彼女の脳裏に……失われていた記憶が蘇り、朦朧としていた認識が……覚醒した。
彼と彼女は、元は同一の存在であったこと。第三者の襲撃により、2つの存在に分離してしまったこと。
片方は、少年の姿となり……ナトリ達と共に幸せな日々を送っていたこと。
もう片方は、少女の姿となり……心無い人間や、猛獣達に……壮絶な苦痛を与えられ続けてきたこと。
そして、彼女が思い出した出来事は……同時に、元が同じ存在である彼も思い出し、彼に取り込まれたナトリにも知れ渡る。
ショタ提督「……そう、だったのか。それで、あんなことを……」
ナトリ『………』
「……ああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!」
ショタ提督「うわっ!?」
ナトリ『ご、50周目提督!?大丈夫!?』
「殺す殺す殺すッ!!お前だけは……お前だけは絶対に!何としても殺してやるッ!!うがあああああああああああああああああああああああああッ!!」
全てを思い出したことにより、彼女の絶望は……より一層、深くなってしまった。
どうして元が同じ存在なのに、少年となった自分自身ばかりが良い思いをして、私ばかりが惨めな思いをしなければならないのか。
私が醜い人間共から欲望のままに乱暴されていた裏で、こいつは呑気に楽しく暮らしていたのだ。
それを許すことなど、出来るはずがない……受け入れて、納得出来るはずが無い……彼女の怒りは暴走し、自分を押し倒す"自分"を滅ぼそうと決めた。
ショタ提督「っぐ……!?ば、馬鹿な真似はやめるんだ……!」
「お前なんかに私の気持ちが理解出来るかッ!!お前が楽しく暮らしていた時に、私は……私はあああああああああああああああああああッ!!」
ナトリ『だからって……何の罪も無いグレ達の魂を奪うことが、許される訳……!』
「うるさいって言ってるでしょッ!!こいつ諸共、お前も消してやる!絶対に消してやるううううううううううううううううッ!!」
ショタ提督(す、凄くドロドロした、黒い感情の力が流れ込んでくる……!それだけ、"僕"が感じた絶望は……!)ググッ
ショタ提督(……だけど、それでも……ナトリや、グレ達を傷つけようとするなら……僕は、"僕"を……退けなければならない……!)
彼女の途方も無い絶望……そして、その記憶……彼は彼女の全てを知るも、やはり彼女との和解は出来ないと結論付けた。
何より、彼女は既にグレ達の命を殺めようとしているのだ。せめて、グレ達を救ってからでないと……まともに話し合うことなど、出来ないだろう。
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