【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」照月「その35!」【安価】
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696: ◆0I2Ir6M9cc[saga]
2019/12/05(木) 00:55:46.21 ID:jYzv0GcH0
「はぁはぁ……や、やった!目障りな奴らを、これで……!」

彼女は勝利を確信していた。怒りに身を任せ、己が持つ力を……彼らにぶつけた。

あれを食らえば、いくら謎の力を持った人間だったとしても……ひとたまりもないだろう。

「……なッ!?」

だが、彼女が確信した勝利は、すぐさま撤回されることとなる。何故なら、彼女の眼前には……

ショタ提督「……っ!」バッ!

凄まじい速度で接近する、彼の姿が……無傷どころか、身体に光を纏った彼の姿があったからだ。

「ど、どうして!?あれほどの力を込めたのに!?どうして無事なのよ!?」

ショタ提督「……ナトリの力」

「は……?」

ショタ提督「ナトリが、僕に……グレ達を救い、お前を退ける力を与えてくれたからだ……!」

「な、何を言って…………ッ!」

彼女は彼の背後に視線を移す。すると、そこには……

ナトリ「」

絶命し、瞳から光が失われていた……ナトリの姿があった。否、そこにはるのは、ナトリの亡骸だ。

「……は、ははっ。あはははははっ!お前、やっぱり人間だな!私からあのゴミ共を助ける為に、夫婦だとか言っていた奴を犠牲にするなんて!」

ショタ提督「………」

彼女は、後ろに横たわる亡骸を見て……彼はナトリを盾とし、その隙を突いて自分に接近したと思い込んでいた。

ショタ提督「……何を誤解しているんだ?」

「……え?」

ショタ提督「……ッ!」ドンッ!

「あっ……!?」ドサッ

(う、動けない……!それに、

彼は有無を言わさず彼女を押し倒し、両手で掴みかかる。そして己の力を込め、彼女が再び力を行使出来ないようにする。

ショタ提督「僕は言ったはずだ……ナトリから、力を与えてもらったと……」ググッ

「は、離せっ!だからそれは、あの女を犠牲に……」

ショタ提督「犠牲になんか、していない……ナトリは、今も……!」


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