【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」照月「その35!」【安価】
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694: ◆0I2Ir6M9cc[saga]
2019/12/05(木) 00:53:21.98 ID:jYzv0GcH0
ナトリ「はぁっ、はぁっ……ゲホッ!」

ショタ提督「っ!な、ナトリ!しっかり……!」パァッ…!

吐血したナトリを見て、彼はすぐにでも己に宿る力でナトリの苦痛を癒そうとする。

だが、そうは問屋が卸さないとばかりに、怒りが頂点に達した彼女が……刃を向ける。

「……させるか。これ以上、私に……その忌々しい光景を見せつけるなあああああああああああああああああッ!!」バッ!

ショタ提督「……っ!」

ショタ提督(あの女の攻撃を防がないと、全滅する……!だけど、ここで治療を止めれば、ナトリが……!どうする!?一体、どうすれば……!)

ナトリ「……50周目、提督……」ギュッ

ショタ提督「あっ……」

ナトリ「もう、いい……もう、いいの……きっと、この"身体"は……もう、助からない……」

ショタ提督「諦めちゃダメだよ!生きている限り、望みは……!」

ナトリは既に覚悟していた。このままでは、自分の身体は数分ももたないということに。

そして、仮にもう少しだけ身体が持ちこたえたとしても……目の前にいる女が攻撃すれば、自分達はただでは済まないと。

そして同時に、ナトリは確信していた。彼女がグレ達の魂を奪い取ったように……不思議な現象を引き起こせる彼なら、同様のことが出来るかもしれない。

ナトリ「……50周目提督」

ショタ提督「な、何…………ッ!?」

ショタ提督(い、今……ナトリを通じて、頭の中に……何かが、伝わってきて……!これって、ナトリの考えていること……?)

互いに親密な関係となり、魂の"共鳴"が強まった2人。既に彼とナトリは、言葉にせずとも……想いが通じ合う絆で結ばれていた。

そして彼は、ナトリの最後の手段を"把握"する。もはや賭けに近いが、現状を打開出来るとすれば……この方法しか無いだろう。

ナトリ「伝わった……みたい……うん、これなら……!」

ショタ提督「で、でも……万が一、失敗したら……」

ナトリ「大じょ……うくっ!あぁっ……大、丈夫……私を、信じ……て……!」

ショタ提督「ナトリ……」

「死ね……死ね死ね死ね死ねッ!死ねええええええええええええええええええええええッ!!」カッ!

ナトリ「お願い……っ!」

ショタ提督「っ!!」カッ…!

ナトリが彼の手を強く握り、同時に彼もナトリの手を強く握る。その瞬間、彼らの視界は眩い光に包まれ……


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