【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」照月「その35!」【安価】
1- 20
688: ◆0I2Ir6M9cc[saga]
2019/12/04(水) 23:37:03.60 ID:jD9SdfWF0
「だって、こいつと仲良くする理由が無いじゃない!夫婦?何を馬鹿なことを!一緒にいれば食料は多く減っていくし、狩りに出そうにもチビで役立たずでしょうが!」

ナトリ「………」

グレ「役立たず!?そんな風に考えたことなんて無いよ!」

「はっきり言ってただの邪魔者でしかない!それなのに夫婦!?どうせ性欲処理用の道具としか考えていないんでしょ!?」

アサカゼ「せ、性よ……っ!?」

「だったら何?何の利用価値さえ無いこいつと仲良くしたり夫婦になる理由は!?無いでしょ!?無いわよねぇ!?ただの無駄な行為でしかないものねぇ!?」

ユー「……何、言ってるの、この人……怖い……」

「私からすればお前達人間の方が醜くて最低な存在よ!この期に及んで性処理の為に餓鬼に媚びを売るなんて!これだから人間は度し難いゴミでしかないのよ!」

もはや彼女は自分でも何を言っているか分かっていなかった。だが、それだけ人間を含む全てに憎悪を抱いていた。

光を失った瞳で、狂気的な笑みを浮かべながら……ただ彼らに自分が抱く憎しみを洗いざらい吐き出していた。

その姿は、まさに狂人と呼ぶに相応しい。人間の"悪意"を、その身に刻まれ続けてきた彼女は……もう、戻れない領域まで堕ちてしまっていたのだ。

ショタ提督「………」

ショタ提督(ダメだ。話が通じそうにない……一体、何故この女の人は僕達を……人間をそこまで憎んで……)

対する、人の"善意"に包まれてきた彼は……彼女の言っていることが理解出来なかった。

人は優しく温かい気持ちを抱いていることを体感してきた彼は、彼女と反対の考え方なのだ。それで彼女の気持ちを理解しろというのが無理な話。

だが、彼女が異常な程に全てに対して憎悪を抱いていることだけは把握していた。彼女の思考が危険であることも、無意識の内に感じ取っていたのだ。

ナトリ「……して」

「は?」

ナトリ「今の言葉……取り消して」

「取り消す?」

ショタ提督「……ナトリ?」

ナトリ「利用価値?性欲処理……そんなこと言わないで!私は……そんな馬鹿な考えで、50周目提督と一緒にいる訳じゃないよ……!」

「……ッ!?」

ショタ提督「……!」

だが、彼女の"悪意"に真正面から反発する者が現れた。そう、50周目提督と恋仲となった……ナトリである。

ナトリにとって、彼女の言葉は……最愛の50周目提督を馬鹿にされただけでなく……

自身が抱く気持ちさえ、勝手な理由で否定されたのだ。そんな彼女の言葉を、許す訳にはいかない。絶対に、許してはいけないのだ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
968Res/742.19 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice