【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」照月「その35!」【安価】
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686: ◆0I2Ir6M9cc[saga]
2019/12/04(水) 23:02:41.29 ID:jD9SdfWF0
それは、我々の言葉で言い表せば……"嫉妬"。

自分ばかりが人間共に虐げられてきたのに、目の前の少年はあろうことか、人間と楽しげに会話しているではないか。

そのような光景が……残酷な事実が、心に飛び込んできて……平然としていられるほどの冷静さは、既に彼女から消え失せていた。

ショタ提督「……っ!?」ゾワッ

ショタ提督(な、何だ……!?今、氷のようにつめたく、マグマのように熱い悪意を感じたような……)

ナトリ「……50周目提督?」

それほどの黒い感情を込めていれば、人の想いに敏感である彼も当然それを察知する。

しかし、彼女は彼よりも早く己の力を解き放っていた。

彼女の心が、炎のような"嫉妬"という悪意で埋め尽くされ……気がつけば彼女は……彼らを攻撃していた。

「………」カッ

ショタ提督「……危ないッ!!」バッ!

ナトリ達「え?」

バシュウウウウウウウウウンッ!

ナトリ達「きゃあっ!?」

ショタ提督「はぁはぁ……」

ショタ提督(と、咄嗟に身体が一人でに動いて……だけど、そのお陰でナトリ達を守れた……!)

彼は反射的にナトリ達の前に立ち、その身に込められた"善意"の力を発揮し……彼女の力を防ぐ。

しかし、彼女の力はとてつもなく強い。故に、完全には防げず……周囲に分散してしまう。

彼とナトリ達の周辺に生えていた草花は黒く染まり、その生命に終止符が打たれてしまった。

ナトリ「は、花が枯れてる……!」

グレ「木もシワシワになっちゃたよ!?」

アサカゼ「う、嘘……何で……」

ユー「こんなことって……」

「……へぇ。まさか、今のを防ぐなんて」

ショタ提督「……!」クルッ

ナトリ達「だ、誰……!?」クルッ

「………」ズゴゴゴゴゴ…

ショタ提督(……ナトリ達と同じ、女の人……?)

ナトリ達(女の、子……?だけど、目が赤いし……肌も真っ白で……)


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