【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」照月「その35!」【安価】
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633: ◆0I2Ir6M9cc[saga]
2019/11/13(水) 23:43:55.31 ID:3sQ+vWdv0
見渡す限り何も無く、暗黒に包まれた世界。否、暗黒や世界という概念さえ存在しない空間。

突き詰めて言えば、空間という定義さえ当てはまらないと言えるかもしれない。

そんな時間と空間が生み出される前の世界に……"その存在"は突然、その場に現れた。

「………」

その存在は、我々人間の言葉では説明することが出来ない。

姿形はもちろん、どのような存在であるかも定義出来ないだろう。

ただ、あえて我々が知る言葉で例えるならば――

(……新たな世界を作らなければ)

――"神"。

その存在は万物を司り、この無が支配する場に新たな世界を創造する為に姿を現した。

姿を現すと言うが、実際には我々に視認することが出来るかさえ怪しいだろう。

分かることはただ1つ。彼とも彼女とも言えないその存在は、この世界に意味をもたらす為に現れたことだけだ。

「………」

その存在は集中する。これから無の世界に、あらゆる万物を与えるのだ。

仮に、このまま事が進めば……この世界は、我々が住む現実世界とほぼ同じ世界となっていたことだろう。

だが、そうはさせまいと、その存在の行動を邪魔する者が現れる。

「――――ッ!」

「……?」

(何だ?どこからか、声が……おかしい。ここには誰も存在しないはず……)

否、既に"存在していた"と言った方が正しいだろう。

神でさえ"彼"の存在は予想外で、ある種"全ての元凶"とも言える人物がそこにいた。


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