少女「お兄、すき」男「そうか」
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42: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/09/11(水) 21:42:09.14 ID:ULa3Qe3C0
ーーー廃屋敷 簡易アジトーーー

弟分「兄者、あの男来ますかね?」

ゴロツキ「来るともさ。怖気付いて来ないようなら、あのガキを適当に痛めつけてまたおびき出せばええ」

弟分「さすが兄者!そこまで考えてるなんて!」

ゴロツキ「あたぼうよ」

弟分「ですがあの男も阿呆なもんですぜ。俺らの怒りを買っちまってからに」

ゴロツキ「身の程を弁えねぇからこうなるんだ。二度と俺らに逆らえねぇよう徹底的に潰してやらぁ」

弟分「そのために腕利きの仕事人を雇いましたからね!」

ゴロツキ「おう。何てったってあいつはあの"血吸い"の生き残りだってんだからな。もしかしたら勢い余って殺っちまうかもしれねぇな!ガハハ!」

弟分「自分は、ちょっと不気味ですけどね……なんて言いましたっけ、確か…」

ゴロツキ「黒装束だろ。まあ腹の底で何考えてるか読めない奴ではあるが、こちとら金は払ってんだ。仕事してくれりゃ文句はねぇ」

弟分「ですね」

ゴロツキ「……おいところでよ、そろそろ定期連絡の時間じゃねぇのか?」

弟分「えぇ。あと10秒ほどで時間が来ます」

ゴロツキ「………」

弟分「………」

ゴロツキ「……来ねぇな」

弟分「居眠りでもしているのかもしれやせんね」

ゴロツキ「んな奴しばき倒してくれる」

弟分「ですがもし、既にあの男が現れているのだとしたら……」

ゴロツキ「……狼狽えるこたぁねぇ。こっちには黒装束がいるんだ。見張りをぶちのめしたところで奴に狩られるのがオチだぜ」





「──そいつは、こんな服の奴か?」







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