1: ◆CItYBDS.l2
2019/09/08(日) 09:08:42.07 ID:1Xampk/10
悪魔「……私を召喚したのは貴様か？」
女「そうです」
悪魔「ふふふ、小娘ごときが私にいったい何の用だ」
女「契約して欲しいんです」
悪魔「ほほう！ 悪魔に対して自ら契約を持ち掛ける奴など初めてだ！ して、望みは何だ？」
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2: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/09/08(日) 09:09:27.75 ID:1Xampk/10
女「契約してほしいのです」
3: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/09/08(日) 09:09:58.10 ID:1Xampk/10
悪魔「ほう、みなまで言うな。成績が良くないのであろう？ それで、世界一のセールストークを欲しているといったところか」
4: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/09/08(日) 09:10:24.81 ID:1Xampk/10
女「そう、昨日のことです。私は、次のお客様を求めてゼンリン地図を広げていました。そして気づいてしまったのです。私が担当する、この地区にはもう……私の取り扱っている保険に入っている人がいないということに！」
5: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/09/08(日) 09:10:51.09 ID:1Xampk/10
悪魔「ふむふむ」
6: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/09/08(日) 09:11:18.45 ID:1Xampk/10
女「まあまあ、そこはテクニック次第ですよ。時に不安をあおり、時におだて、時にこじつけ、お客さんと商品を関連付けさせるのです」
7: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/09/08(日) 09:11:47.37 ID:1Xampk/10
悪魔「基本はそうだね。相手の望むものを、提供して。代わりに相手からは、魂を受け取る感じかな」
8: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/09/08(日) 09:12:13.86 ID:1Xampk/10
悪魔「あるよ〜、もうしんどいしんどい。中には、心労で倒れちゃう悪魔だっているんだから」
9: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/09/08(日) 09:12:51.55 ID:1Xampk/10
女「……ねえ、悪魔さん。嫌な話になるんですけど、ちゃんと転ばぬ先の杖って用意してます？」
10: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/09/08(日) 09:13:18.45 ID:1Xampk/10
悪魔「あ、保険の勧誘？ いや、うちはそういうのいいから」
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