魔術師「探偵業はじめました」剣士「消えた恋人を探せ!の巻」
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41
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◆m6oSrzv57o
[saga]
2019/09/08(日) 20:07:48.54 ID:9/hp5Brp0
青年「あれ、魔術師さんじゃないですか。どうしたんです、こんな所まで」
セイレーン「!?」ザパッ
セイレーンは反射的に身を隠してしまうが、青年はそれに気付かず会話を続ける。
以下略
AAS
42
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◆m6oSrzv57o
[saga]
2019/09/08(日) 20:08:33.88 ID:9/hp5Brp0
青年「...行ってしまった。『お前達ふたりの問題だ』って言われても、ここには僕しか居ないんだけどなぁ」
セイレーン「いいえ、ここにいるわ」
セイレーンは意を決した様子で、ゆっくりと青年の前に姿を現した。
以下略
AAS
43
:
◆m6oSrzv57o
[saga]
2019/09/08(日) 20:09:31.90 ID:9/hp5Brp0
青年「…会いたかった!!」ザパッ
セイレーン「ね、ねえちょっと!いきなり水の中に入ってきたら危ないわよ!」アセアセ
青年「どんな姿だって関係ないよ!またこうして君と会えたんだ、まずはめいっぱい抱き締めなくちゃ!」ギュゥゥゥ
以下略
AAS
44
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◆m6oSrzv57o
[saga]
2019/09/08(日) 20:10:07.26 ID:9/hp5Brp0
同時刻。
魔術師「なあ」
剣士「なにさ魔術師さん!今猛烈にいい所なんだから大人しくしてて!」コソコソ
以下略
AAS
45
:
◆m6oSrzv57o
[saga]
2019/09/08(日) 20:10:44.51 ID:9/hp5Brp0
〈次の日、探偵所にて〉
青年「…ということで、無事に彼女と再会できたのは剣士さん達のおかげです!ありがとうございました!」
剣士「いえいえ、一番の功労者は何を隠そう青年さんだよ!」
以下略
AAS
46
:
◆m6oSrzv57o
[saga]
2019/09/08(日) 20:11:19.53 ID:9/hp5Brp0
青年「そうだったんですか?てっきりこの探偵所を生業にしてるのかと」
剣士「あの人、一応魔法の研究が本職なんだって」
剣士「単純に魔法を使う人を『魔法使い』って括るんだけど、その中でも魔法研究に携わる人達は『魔術師』って呼ばれるんだってさ」
以下略
AAS
47
:
◆m6oSrzv57o
[saga]
2019/09/08(日) 20:11:50.86 ID:9/hp5Brp0
〈その日の夕方〉
魔術師「ふぁ〜あ。よく寝たぁ」スタスタ
剣士「おそよう魔術師さん」
以下略
AAS
48
:
◆m6oSrzv57o
[saga]
2019/09/08(日) 20:12:34.22 ID:9/hp5Brp0
魔術師「まず最初に依頼を聞いたときは、ただ単に青年くんが人間の彼女に愛想を尽かされただけかと思った」
魔術師「だが、もし本当にそうだとしたら、何かしらの形で『お前とはもうやってられねー!』っていう意思表示をする必要があるだろ?」
魔術師「何も言わずに出て行かれたら、残された人間は九分九厘ソイツを探しに出るだろう」
以下略
AAS
49
:
◆m6oSrzv57o
[saga]
2019/09/08(日) 20:13:05.11 ID:9/hp5Brp0
剣士「あの魔力で封じられてたアクアリウム?」
魔術師「ああ。但しアレはアクアリウムなんかじゃない。海の生態系を忠実に再現した…つまりはセイレーンの住めるような環境を作り上げた水槽だ」
魔術師「よーく思い出してみればわかると思うが、あの水槽には海藻が入ってたろ?」
以下略
AAS
50
:
◆m6oSrzv57o
[saga]
2019/09/08(日) 20:14:01.98 ID:9/hp5Brp0
剣士「ふむふむ。じゃあ最後、セイレーンさんの居場所はどうやって特定したの?」
魔術師「それも簡単だ。さっき言った通り、セイレーンは海の中でしか暮らせない。これだけでもだいぶ絞れるな」
魔術師「もしかしたら地上に居るのかもしれなかったが、まる一日ずっと水に触れないのは水棲魔族的に厳しいはずだ」
以下略
AAS
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