魔術師「探偵業はじめました」剣士「消えた恋人を探せ!の巻」
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12
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◆m6oSrzv57o
[saga]
2019/09/07(土) 20:41:01.35 ID:tDrZnMap0
【彼女の家前】
剣士「はぁ...疲れた...」
魔術師「まさか馬車から降りて一時間も歩く羽目になるとはな...」ゼエゼエ
以下略
AAS
13
:
◆m6oSrzv57o
[saga]
2019/09/07(土) 20:42:23.27 ID:tDrZnMap0
剣士「へー。近くにその人たちが居ればいいんだけど」
魔術師「お前、帰り道は送ってもらう気満々だな?」
剣士「だってこんな獣道、もう歩きたくないよ」ハア…
以下略
AAS
14
:
◆m6oSrzv57o
[saga]
2019/09/07(土) 20:43:10.55 ID:tDrZnMap0
【家の中】
魔術師「一見普通の部屋だが...」
剣士「なになに?もう何か見つけちゃった?」
以下略
AAS
15
:
◆m6oSrzv57o
[saga]
2019/09/07(土) 20:43:36.18 ID:tDrZnMap0
剣士「魔術師さん、この扉ってどうやって開けるの?さっきからビクともしないんだけど」
魔術師「なに?...ふむ、どうやら魔法で施錠されてるみたいだ」
魔術師「ちょっとややこしいが、これぐらいなら無詠唱でぱぱっと開けられるぞ」スッ
以下略
AAS
16
:
◆m6oSrzv57o
[saga]
2019/09/07(土) 20:44:20.07 ID:tDrZnMap0
魔法で施錠されていたドアを開けると、そこには非常に大きな水槽が鎮座していた。
まるで水族館のように、大小様々な種類の魚が海藻と共に悠々と泳いでいる。
魔術師「アクアリウムか?やけにでかいな」トンッ…
以下略
AAS
17
:
◆m6oSrzv57o
[saga]
2019/09/07(土) 20:45:13.21 ID:tDrZnMap0
剣士「それにしてもこのアクアリウム、本当に大きいね」
魔術師「さっきの剣士じゃないが、僕一人入っても十二分に余裕のある大きさだな」
魔術師「まるで海そのものを飼ってるみたいだ」
以下略
AAS
18
:
◆m6oSrzv57o
[saga]
2019/09/07(土) 20:45:47.84 ID:tDrZnMap0
魔術師「別に水槽作りは恥ずかしい趣味じゃないだろ」
剣士「乙女心が分かってないなあ。もしも魔術師さんに恋人が出来たとして、
『私、アクアリウムが趣味なの?』
っていきなりどでかい水槽を見せられたらどうする?」
以下略
AAS
19
:
◆m6oSrzv57o
[saga]
2019/09/07(土) 20:46:23.60 ID:tDrZnMap0
剣士「他になにか妙なものはあった?」スタスタ
魔術師「こういう時に一番怪しいのはタンスやクローゼットの中とかなんだが」スタスタ
魔術師「失敗したな…引っ張ってでも青年くんを連れて来れば良かったぜ」
以下略
AAS
20
:
◆m6oSrzv57o
[saga]
2019/09/07(土) 20:47:04.83 ID:tDrZnMap0
魔術師「い、いやでもやむを得ない事情だとしたらOKか?開けちゃっていいのか?漁っていいのか?下着とかも見ちゃっていいのか?」ブツブツ
剣士「駄目だよ魔術師さん!俺たちは信用商売だから!そんなことしたら二度と依頼人が来なくなっちゃうから!」
剣士「いくらモテないからって最後の一線は越えちゃ駄目だ!」グギャッ
以下略
AAS
21
:
◆m6oSrzv57o
[saga]
2019/09/07(土) 20:47:35.95 ID:tDrZnMap0
魔術師「“つい”で迷わず僕にアッパーカットをかますとはな…」フラフラ
魔術師「ちょっとした…冗談のつもり…だったのに…」バタン
剣士「わー!魔術師さーーん!!」アセアセ
以下略
AAS
22
:
◆m6oSrzv57o
[saga]
2019/09/07(土) 20:48:25.36 ID:tDrZnMap0
〈数時間後…〉
魔術師「うぅ〜ん…ここは何処だ…?」
剣士「やっと目が覚めたね。彼女さん家のリビングだよ」
以下略
AAS
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